JAJSE80R October 2017 – November 2021 TLV9001 , TLV9002 , TLV9004
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
TLV9001S、TLV9002S、TLV9004S の各デバイスには SHDN ピンが搭載されており、オペアンプをディセーブルして、低消費電力のスタンバイ・モードに移行できます。このモードでは、オペアンプの消費電流は通常 1μA 未満です。SHDN ピンはアクティブ Low なので、SHDN ピンへの入力が有効なロジック High のとき、シャットダウン・モードがイネーブルになります。
SHDN ピンは、オペアンプの負の電源電圧を基準としています。シャットダウン機能のスレッショルドは約 620mV (標準値) で、電源電圧に応じて変化しません。スムーズなスイッチング特性を確保するため、スイッチング・スレッショルドにはヒステリシスが含まれています。最適なシャットダウン動作を確保するため、SHDN ピンは有効なロジック信号で駆動する必要があります。有効なロジック Low は、V- と V- + 0.2V の間の電圧と定義され、有効なロジック High は、V- + 1.2V と V+ の間の電圧と定義されます。シャットダウン・ピン回路にはプルダウン抵抗が内蔵されており、シャットダウン・ピンが駆動されていないとき、ピンの電圧は本質的に正の電源レールにプルされます。したがって、アンプをイネーブルするには、SHDN ピンをフローティングのままにするか、有効なロジック High に駆動します。アンプをディセーブルするには、SHDN ピンを有効なロジック Low に駆動する必要があります。シャットダウン・ピンは、有効な High 電圧または Low 電圧に接続するか、駆動することを強くお勧めしますが、VCC に接続されたプルアップ抵抗が含まれています。SHDN ピンで許容される最大電圧は (V+) + 0.5V です。この電圧レベルを超えると、デバイスが損傷します。
SHDN ピンは高インピーダンスの CMOS 入力です。デュアル・オペアンプのバージョンは独立に、クワッド・オペアンプのバージョンはペア単位で、ロジック入力により制御されます。バッテリ駆動のアプリケーションでは、この機能を使用することによって平均電流を大幅に低下させ、バッテリ駆動時間を延長することができます。イネーブル時間は、すべてのチャネルのフル・シャットダウン時に 70μs、ディセーブル時間は 4μs です。ディセーブル状態のとき、出力は高インピーダンス状態です。このアーキテクチャにより、TLV9002S および TLV9004Sはゲート付きアンプとして動作します (または、デバイス出力を共通のアナログ出力バスに多重化することもできます)。シャットダウン時間 (tOFF) は負荷条件に依存し、負荷抵抗が増加すると増加します。特定のシャットダウン時間内にシャットダウン (ディセーブル) を確実に実行するには、指定された 10kΩ負荷を中間電源 (VS / 2) に接続する必要があります。TLV9001S、TLV9002S、TLV9004S を負荷なしで使用すると、結果的にターンオフ時間が大幅に増加します。