JAJSPT6 february 2023 TLVM13610
PRODUCTION DATA
VCC は、TLVM13610 の制御回路に電力を供給するために使用される内部 LDO サブレギュレータの出力です。公称 VCC 電圧は 3.3V です。VLDOIN ピンは内部 LDO への入力です。入力電源電流をできるだけ小さくするため、この入力を VOUT に接続します。VLDOIN 電圧が 3.1V 未満の場合、VIN1 と VIN2 は内部 LDO に直接電力を供給します。
不適切な動作を防止するため、VCC には、内部電圧が低すぎる場合にスイッチングを止める UVLO 保護機能が備わっています。「電気的特性」の VCC_UVLO および VCC_UVLO_HYS を参照してください。
VCC は外部回路への電力供給に使用しないでください。VCC をロードしたり、グランドに短絡したりしないでください。VLDOIN は、内部 LDO へのオプション入力です。ノイズ耐性を向上させるには、オプションの高品質 0.1μF~1μF コンデンサを VLDOIN から AGND に接続します。
LDO は、次の 2 つの入力のいずれかから VCC 電圧を供給します。VIN または VLDOIN。VLDOIN をグランドまたは 3.1V 未満に接続すると、LDO は VIN から電力を引き出します。VLDOIN が 3.1V を超える電圧に接続されている場合、LDO 入力は VLDOIN になります。VLDOIN 電圧は VIN と 12V の両方を超えないようにしてください。
式 7 に、LDO の電力損失の低減を次のように規定します。
VLDOIN 入力には、VIN より低い電圧で LDO に電力を供給するオプションがあり、VCC を基準とする LDO 入力電圧を最小化し、電力損失を低減できます。たとえば、VIN = 24V、VOUT = 5V で、1MHz で LDO 電流が 10mA の場合、グランドに接続された VLDOIN での LDO 電力損失は 10mA × (24V – 3.3V) = 207mW になります。一方 VLDOIN を VOUT に接続した場合の損失は、10mA × (5V – 3.3V) = 17mW と等しくなり 190mW 減少しています。
図 8-3 および図 8-4 に、VLDOIN を VOUT に接続した場合と接続しない場合の代表的な効率プロットを示します。
VIN = 24V | VOUT = 5V | FSW = 1MHz |
VIN = 36V | VOUT = 5V | FSW = 1MHz |