JAJSF26F March 2018 – June 2024 TMP1075
PRODUCTION DATA
データ転送を開始するデバイスを「ホスト」、ホストによって制御されるデバイスを「ターゲット」と呼びます。バスは、バス アクセスを制御するシリアル クロック (SCL) を生成し、START 条件および STOP 条件を生成するホスト デバイスで制御する必要があります。
特定のデバイスをアドレス指定するには、START 条件が開始されます。これは、SCL が High のとき、ホストがデータ ライン SDA を High から Low ロジック レベルにプルダウンすることで示されます。バス上のすべてのターゲット デバイスは、クロックの立ち上がりエッジでデバイスのアドレス バイトを取り込みます。このバイトの最下位ビットは、読み取りと書き込みのどちらの動作が意図されているかを示しています。アドレス指定されたデバイスは、9 番目のクロック パルスでアクノリッジを生成し、SDA を Low にして、ホストに応答します。
その後でデータ転送が開始され、8 つのクロック パルスに合わせて送信されてから、アクノリッジ ビットが続きます。データ転送中、SCL が High のとき、SDA は安定状態を維持する必要があります。SCL が High のときに SDA が変化すると、制御信号と解釈されるからです。
すべてのデータが転送された場合、ホストは SCL が High のときに SDA を Low から High ロジック レベルにプルすることで示される、STOP 条件を生成します。