JAJSFO5D June 2018 – September 2022 TMP117
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
TMP117 は、SMBus のアラート機能をサポートしています。ALERT ピンが SMBus のアラート信号に接続され、マスタがアラート条件の存在を検出すると、マスタは SMBus の ALERT コマンド (0001 1001) をバスに送信できます。ALERT ピンがアクティブの場合、デバイスは SMBus の ALERT コマンドをアクノリッジし、SDA ラインにスレーブ・アドレスを返すことで応答します。スレーブ・アドレス・バイトの 8 番目のビット (LSB) は、アラート条件を引き起こしたのは温度が T(HIGH) を超えたことか、それとも T(LOW) を下回ったことかを示します。LSB は、温度が T(HIGH) より高いときは High に、温度が T(LOW) より低いときは Low になります。このシーケンスの詳細については、図 7-11 を参照してください。
バス上の複数のデバイスが SMBus の ALERT コマンドに応答した場合、SMBus の ALERT コマンドのスレーブ・アドレス部分で調停され、どのデバイスがアラート・ステータスをクリアするのかが決定されます。2 線式アドレスが最も小さいデバイスが調停で優先されます。TMP117 が調停で優先権を得た場合は、SMBus の ALERT コマンドが完了した時点で、TMP117 の ALERT ピンが非アクティブになります。TMP117 が調停で優先されない場合、TMP117 の ALERT ピンはアクティブのままです。