JAJSFO5D June 2018 – September 2022 TMP117
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
構成レジスタの T/nA ビット が 0 にセットされると、デバイスはアラート・モードになります。このモードでは、デバイスはすべての変換の終了時に、変換結果を下限レジスタおよび上限レジスタの値と比較します。温度の結果が上限レジスタの値を超えると、構成レジスタの HIGH_Alert ステータス・フラグがセットされます。一方、温度の結果が下限レジスタの値よりも小さい場合は、構成レジスタの LOW_Alert ステータス・フラグがセットされます。図 7-5 に示すように、ユーザーは構成レジスタから I2C 読み出しを実行して、アラート・モードでステータス・フラグをクリアできます。
ユーザーがデバイスをアラート・モードに構成すると、ALERT ピンの動作に影響を及ぼします。図 7-5 に示すように、HIGH_Alert または LOW_Alert ステータス・フラグがセットされると、デバイスはこのモードで ALERT ピンをアサートします。ユーザーは、構成レジスタの I2C 読み出し (ステータス・フラグもクリア) を実行するか、SMBus のアラート応答コマンド (「Topic Link Label7.5.3.1.5」セクションを参照) を実行して ALERT ピンをアサート解除できます。ALERT ピンの極性は、構成レジスタの POL ビット設定を使用して変更できます。
このモードにより、デバイスは実質的にウィンドウ制限検出器のように動作します。このため、このモードは、温度が指定された範囲外になるかどうかを検出する必要があるアプリケーションで使用できます。