JAJSFT5C October 2018 – September 2023 TMP144
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
電源を投入すると、TMP144 は 12 ビットの温度出力で動作します。構成レジスタの ETM ビットを 1 に設定すると、TMP144 が拡張温度モードで動作するようにプログラムできます。拡張温度モードで動作させると、温度結果および温度制限レジスタは 12 ビットではなく 13 ビットになります。この追加ビットにより、測定範囲が拡大します。表 7-1 に示すように、12 ビット温度での最大値は 7FFh (127.9℃) で、13 ビット温度での最大値は FFFh (255.9℃) です。
拡張温度モードがイネーブルの場合、温度上限レジスタと温度下限レジスタの EM ビットをアプリケーションで使用できます。この追加ビットによりレジスタ値が実質的に左シフトされて 2 倍になるため、THIGH および TLOW レジスタの制限値を更新することをお勧めします。これにより、対応する温度制限が 2 倍になります。ただし、ETM ビットを 1 から 0 に変更してアプリケーションの ETM モードを終了しても、このビットはクリアされません。そのため、アプリケーションでレジスタ値を更新しない限り、制限値は 1 ビット右シフトされて半分になります。
ETM ビット値は各変換サイクルの終了時に考慮されますが、制限レジスタはビットを 1 に設定した直後に更新できます。