JAJSJY3D February 2022 – January 2025 TMP1826
PRODUCTION DATA
TMP1826 は、1-Wire® 半二重バスとして、電源モードまたはバス パワー モードのいずれかで動作できます。TMP1826 は、スペースの制約があるために少ない部品数で識別が必要なアプリケーション向けに、2Kb ユーザー EEPROM を内蔵した温度センサを搭載しています。このデバイスには CRC も内蔵されており、通信中にデータの整合性を確認するために使用できます。
バス パワー モードは、専用の電源ピンを使用せずに動作するアプリケーション向けに設計されており、配線コストを削減できます。熱変換時および EEPROM 動作時のデバイスの消費電流が低いため、デバイスに低インピーダンスの電流パスが不要となり、バス プルアップ抵抗をバイパスするために FET または負荷スイッチ、および電流制限抵抗を追加しなくてもよい場合があります。バス パワー モード時に使用するプルアップ抵抗には適切なサイズを選び、熱変換および EEPROM 動作中に十分な電流が供給され、入力ピンの電圧が VIH(MIN) を下回らないよう確認する必要があります。
また、バス パワー モードで動作しているときにホストがデバイスをリセットする必要がある場合、ホストは通信ラインを 50ms 以上 Low にする必要があります。これにより、デバイスの内部コンデンサが放電され、パワーオン リセット用にデバイスを準備できます。