JAJSP66A september 2022 – may 2023 TMP1827
PRODUCTION DATA
基本ワンショット変換モードは、デフォルトの変換モードです。デバイスは、バス・リセット、アドレス、および機能フェーズを経て、温度変換を開始します。通信中、デバイスはシャットダウン・モードになります。デバイスが変換要求を認識すると、デバイスはアクティブ変換を開始し、低消費電力シャットダウン・モードに戻ります (図 9-12 を参照)。デバイスが連続変換モードの場合、ワンショット変換モードの要求は無視されます。
図 9-13 に示すように、バス上に複数のデバイスが存在する場合でも、ワンショット変換の実行方法に変更はありません。ただし、複数のデバイスが存在するため、バス・パワー・モードでの合計電流ドレインにより、バス電圧が降下する場合があります。このような使用事例では、ホストが tDELAY 前にアクティブになる FET / トランジスタ・スイッチを使用して、低インピーダンス電流パスを実装する必要があります。このパスは、アクティブな変換中はバスの電流要件を満たすためにオンになり、アクティブ変換が完了するとバス通信のためにオフになります。