JAJSP66A september 2022 – may 2023 TMP1827
PRODUCTION DATA
何らかの理由で通信に GPIO を使用できない場合は、ほとんどのホスト・コントローラで使用可能な UART ペリフェラルを使用して、TMP1827 と接続することもできます。UART はプッシュプルの全二重バスで、TMP1827 とのインターフェイスには、SN74LVC1G07 などのオープン・ドレイン・ドライバを備えたバッファが必要です。
バッファの入力を UART 送信ピンに接続し、バッファの出力を TMP1827 の SDQ ピンに接続します。バッファの出力は、ホストの UART 受信ピンにも接続します。出力はオープン・ドレインであるため、プルアップ抵抗が必要です。VPUR > 2.0V であるので、プルアップ抵抗値の計算には式 2 を使用します。VPUR = 3.3V、VOL(MAX) = 0.4V、VIH(MIN) = 2.64V、IPU(MIN) = 300µA を使用すると、選択する RPUR 値は 725Ω 超、2.2kΩ 未満になります。
ソフトウェアでは、アプリケーションで 00h を送信してバス・リセットをデバイスに送信できるように、ボーレートを調整する必要があります。UART フレームの開始ビットは常に 0 で、TMP1827 に送信されるデータに必要な立ち下がりエッジを提供します。デバイスにロジック High を送信する場合は、UART は FFh を TMP1827 に送信し、デバイスにロジック Low を送信する場合は、UART は C0h を送信する必要があります。UART は全二重バスであるため、ホストは送信中に受信バッファをフラッシュする必要があります。
TMP1827 からデータを受信する場合、ホストは FFh を送信します。ロジック High を送信するとデバイスはバスを検出して解放し、ロジック Low を送信するとバスを検出して Low に保持します。その結果、ホストは設定されているボーレートに応じて、ロジック High の場合は FFh、ロジック Low の場合は F0h を受信します。