JAJSEZ7K October 2014 – February 2024 TMS320F28075 , TMS320F28075-Q1 , TMS320F28076
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
このデバイスのブート ROM には、ブートロード ソフトウェアが収容されています。このデバイスのブート ROM は、デバイスがリセットから復帰するたびに実行されます。ユーザーは、ブート モード GPIO ピンを構成することにより、フラッシュからブートするようにデバイスを構成するか (ゲット モードを使用)、またはブート可能なペリフェラルのいずれかからデバイスをブートするように選択できます。
表 7-10 に、このデバイスでサポートされているブート モードを示します。デフォルトのブート モード ピンは、GPIO72 (ブート モード ピン 1) および GPIO84 (ブート モード ピン 0) です。ユーザーがこれらのピンでペリフェラルも使用する場合、ブート モード ピンを弱くプルアップすることを選択してもかまいません。これは、プルアップをオーバーライドできるようにするためです。このデバイスでは、 OTP 領域をプログラミングすることにより、出荷時のデフォルトのブート モード ピンを変更できます。これは、出荷時のデフォルトのブート モード ピンがお客様の設計に適合しない場合にのみ推奨されます。プログラムすべき領域の詳細については、 『TMS320F2807x リアルタイム マイクロコントローラ テクニカル リファレンス マニュアル』 を参照してください。
モード番号 | CPU1 のブート モード | TRST | GPIO72 (ブート モード ピン1) | GPIO84 (ブート モード ピン0) |
---|---|---|---|---|
0 | パラレル I/O | 0 | 0 | 0 |
1 | SCI モード | 0 | 0 | 1 |
2 | ウェイト ブート モード | 0 | 1 | 0 |
3 | ゲット モード | 0 | 1 | 1 |
4-7 | EMU ブート モード (JTAG デバッグ プローブ接続) | 1 | X | X |
ゲット モードのデフォルト動作は、フラッシュからブートです。プログラムされていないデバイスでゲット モードを使用すると、ウォッチドッグ リセットが繰り返されるので、適切な JTAG 接続やデバイスの初期化が妨げられる場合があります。プログラムされていないデバイスでは、ウェイト モードまたはその他のブート モードを使用します。
一部のリセット ソースはデバイスによって内部で駆動されます。ユーザーは、ブート モードに使用するピンが、システム内の他のデバイスによってアクティブに駆動されないようにする必要があります。ブート構成には、OTP によってブート ピンを変更する機能があります。詳細については、 『TMS320F2807x リアルタイム マイクロコントローラテクニカル リファレンス マニュアル』を参照してください。