JAJSEZ7K October 2014 – February 2024 TMS320F28075 , TMS320F28075-Q1 , TMS320F28076
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
SPI は、高速な同期シリアル入出力 (I/O) ポートであり、この機能により、プログラムされた長さ (1~16 ビット) のシリアル ビット ストリームを、プログラムされたビット転送速度でシフトして、デバイスに入力、デバイスから出力できます。SPI は、マイクロコントローラと、外部ペリフェラルや他のコントローラとの間の通信に使用されます。代表的な用途には、シフト レジスタ、ディスプレイ ドライバ、ADC などのデバイスを使用した外部 I/O またはペリフェラル拡張が含まれます。マルチデバイス通信は、SPI のマスタ / スレーブ動作によってサポートされています。このポートは、16 レベルの受信および送信 FIFO をサポートしており、CPU サービスのオーバーヘッドを低減できます。
SPI モジュールの主な特長は次のとおりです。
SPI は、マスタ モードまたはスレーブ モードで動作します。マスタは、SPICLK 信号を送信してデータ転送を開始します。スレーブとマスタの両方について、データは SPICLK の一方のエッジでシフト レジスタからシフトして出力され、もう一方の SPICLK クロック エッジでラッチされてシフト レジスタに入力されます。CLOCK PHASE ビット (SPICTL.3) が HIGH の場合、SPICLK 遷移の半サイクル前にデータが送受信されます。その結果、両方のコントローラが同時にデータを送受信します。アプリケーション ソフトウェアは、データが意味のあるものか、それともダミーのデータかを判定します。データ転送には、次の3つの方法があります。
マスタが SPICLK 信号を制御しているので、マスタは、いつでもデータ転送を開始できます。ただし、データ ブロードキャストに対するスレーブの準備状況をマスタが検出する方法は、ソフトウェアによって決まります。
図 6-72 に、SPI CPU インターフェイスを示します。