JAJSFZ5Q June 2007 – August 2022 TMS320F28232 , TMS320F28232-Q1 , TMS320F28234 , TMS320F28234-Q1 , TMS320F28235 , TMS320F28235-Q1 , TMS320F28332 , TMS320F28333 , TMS320F28334 , TMS320F28335 , TMS320F28335-Q1
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
これらのデバイスには、オンチップの PLL ベースのクロック・モジュールが搭載されています。このモジュールは、デバイスに必要なすべてのクロック信号を供給するとともに、低消費電力モードへの移行を制御します。この PLL には、4 ビットで比率を制御する PLLCR[DIV] があり、さまざまな CPU クロック・レートを選択できます。PLLCR レジスタに書き込む前に、ウォッチドッグ・モジュールを無効にする必要があります。ウォッチドッグ・モジュールは、PLL モジュールが安定化した後で (必要な場合は) 再度イネーブルにできます。この安定化には、131072 OSCCLK サイクルかかります。PLL (VCOCLK) の出力周波数が 300MHz を超えないように、入力クロックおよび PLLCR[DIV] ビットを選択する必要があります。
PLLCR [DIV] の値(2) (3) | PLLSTS[DIVSEL] = 0 または 1(1) | SYSCLKOUT (CLKIN) | |
---|---|---|---|
PLLSTS[DIVSEL] = 2(1) | PLLSTS[DIVSEL] = 3(1)(4) | ||
0000 (PLL バイパス) | OSCCLK/4 (デフォルト) | OSCCLK/2 | OSCCLK |
0001 | (OSCCLK * 1)/4 | (OSCCLK * 1)/2 | – |
0010 | (OSCCLK * 2)/4 | (OSCCLK * 2)/2 | – |
0011 | (OSCCLK * 3)/4 | (OSCCLK * 3)/2 | – |
0100 | (OSCCLK * 4)/4 | (OSCCLK * 4)/2 | – |
0101 | (OSCCLK * 5)/4 | (OSCCLK * 5)/2 | – |
0110 | (OSCCLK * 6)/4 | (OSCCLK * 6)/2 | – |
0111 | (OSCCLK * 7)/4 | (OSCCLK * 7)/2 | – |
1000 | (OSCCLK * 8)/4 | (OSCCLK * 8)/2 | – |
1001 | (OSCCLK * 9)/4 | (OSCCLK * 9)/2 | – |
1010 | (OSCCLK * 10)/4 | (OSCCLK * 10)/2 | – |
1011~1111 | 予約済み | 予約済み | 予約済み |
PLLSTS [DIVSEL] | CLKIN 分周 |
---|---|
0 | /4 |
1 | /4 |
2 | /2 |
3 | /1(1) |
PLL ベースのクロック・モジュールには、次の 2 つの動作モードがあります。
PLL MODE | 説明 | PLLSTS[DIVSEL] | CLKIN および SYSCLKOUT |
---|---|---|---|
PLL オフ | PLLSTS レジスタの PLLOFF ビットをユーザーが設定すると、このモードになります。このモードでは、PLL ブロックはディセーブルになっています。これは、システム・ノイズの低減と低消費電力動作に役立ちます。このモードに移行する前に、PLLCR レジスタを 0x0000 (PLL バイパス) に設定する必要があります。CPUクロック (CLKIN) は、X1/X2、X1、XCLKIN のいずれかの入力クロックから直接生成されます。 | 0、1 2 3 | OSCCLK/4 OSCCLK/2 OSCCLK/1 |
PLL バイパス | PLL バイパスは、電源投入時または外部リセット (XRS) 後のデフォルトの PLL 構成です。このモードは、PLLCR レジスタが 0x0000 に設定されているとき、または PLLCR レジスタが変更された後に PLL が新しい周波数にロックされるときに選択されます。このモードでは、PLL 自体はバイパスされますが、PLL はオフになりません。 | 0、1 2 3 | OSCCLK/4 OSCCLK/2 OSCCLK/1 |
PLL イネーブル | ゼロでない値 n を PLLCR レジスタに書き込むことにより、このモードになります。PLLCR に書き込むと、PLL がロックされるまで、デバイスは PLL バイパス・モードに切り替わります。 | 0、1 2 | OSCCLK*n/4 OSCCLK*n/2 |