JAJSFZ5Q June 2007 – August 2022 TMS320F28232 , TMS320F28232-Q1 , TMS320F28234 , TMS320F28234-Q1 , TMS320F28235 , TMS320F28235-Q1 , TMS320F28332 , TMS320F28333 , TMS320F28334 , TMS320F28335 , TMS320F28335-Q1
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
ADC モジュールの簡略化されたブロック図を 図 8-8 に示します。ADC モジュールは、サンプル・アンド・ホールド (S/H) 回路を内蔵した 12 ビット ADC で構成されています。ADC モジュールの機能は次のとおりです。
2833x/2823x デバイスの ADC モジュールは、ePWM ペリフェラルへの柔軟なインターフェイスを提供するよう強化されています。ADC インターフェイスは、高速な 12 ビット ADC モジュールを中心に構築されており、25MHz の ADC クロックで最大 80ns の高速変換レートを実現します。ADC モジュールには 16 のチャネルがあり、2 つの独立した 8 チャネル・モジュールとして構成できます。2 つの独立した 8 チャネル・モジュールをカスケード接続して、16 チャネル・モジュールを形成できます。複数の入力チャネルと 2 つのシーケンサがありますが、ADC モジュールには 1 つのコンバータしかありません。図 8-8 に、ADC モジュールのブロック図を示します。
2 つの 8 チャネル・モジュールには一連の変換を自動シーケンス化する機能があり、各モジュールは、アナログ・マルチプレクサを介して利用可能な 8 つのチャネルのいずれかを選択できます。カスケード・モードでは、自動シーケンサは単一の 16 チャネル・シーケンサとして機能します。各シーケンサでは、変換が完了すると、選択したチャネル値がそれぞれの結果レジスタに保存されます。自動シーケンシングにより、システムは同じチャネルを複数回変換できるため、ユーザーはオーバーサンプリング・アルゴリズムを実行できます。これにより、従来のシングル・サンプリングの変換結果よりも高い分解能が得られます。
ADC の仕様どおりの精度を得るには、適切な基板レイアウトが非常に重要です。可能な限り、ADCIN ピンにつながるトレースは、デジタル信号パスの近くを通さないようにしてください。これは、デジタル・ラインのスイッチング・ノイズが ADC 入力と結合するのを最小限に抑えるためです。さらに、ADC モジュールの電源ピン (VDD1A18、VDD2A18 、VDDA2、VDDAIO) について、適切な絶縁手法を使ってデジタル電源から絶縁する必要があります。図 8-9 に、デバイスの ADC ピン接続を示します。
図 8-9 に、内部基準電圧の ADC ピン・バイアス、図 8-10に、外部基準電圧の ADC ピン・バイアスを示します。
推奨部品の温度定格は、最終製品の定格に適合している必要があります。