JAJSEZ5P December 2013 – February 2024 TMS320F28374D , TMS320F28375D , TMS320F28376D , TMS320F28377D , TMS320F28377D-Q1 , TMS320F28378D , TMS320F28379D , TMS320F28379D-Q1
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
CAN モジュールは、ISO 11898-1 (Bosch® CAN プロトコル仕様 2.0A、B と同じ) に従って CAN プロトコル通信を実行します。ビット・レートは、最大 1Mbps の値にプログラムできます。物理層 (CAN バス) への接続には、CAN トランシーバ・チップが必要です。
CAN ネットワークでの通信のために、個別のメッセージ・オブジェクトを構成できます。メッセージ・オブジェクトと識別子マスクは、メッセージ RAM に格納されます。
メッセージの処理に関するすべての機能は、メッセージ・ハンドラに実装されています。これらの機能には、受け入れフィルタリング、CAN コアとメッセージ RAM の間でのメッセージの転送、および送信要求の処理があります。
CAN のレジスタ・セットには、モジュール・インターフェイス経由で CPU から直接アクセスできます。これらのレジスタは、CAN コアとメッセージ・ハンドラの制御と構成、およびメッセージ RAM へのアクセスに使用されます。
CAN モジュールの主な機能は次のとおりです。
200MHz の CAN ビット・クロックの場合、可能な最小のビット・レートは 7.8125kbps です。
使用するタイミング設定によっては、オンチップのゼロ・ピン発振器の精度 (データ・マニュアルで規定) が CAN プロトコルの要件を満たしていない場合があります。この状況では、外部クロック・ソースを使用する必要があります。
機能ブロック図を 図 6-65 に示します。