JAJSHG1E may 2019 – june 2023 TMS320F28384D , TMS320F28384D-Q1 , TMS320F28384S , TMS320F28384S-Q1 , TMS320F28386D , TMS320F28386D-Q1 , TMS320F28386S , TMS320F28386S-Q1 , TMS320F28388D , TMS320F28388S
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
このセクションでは、デフォルトのブート・モードと、このデバイスでサポートされているすべてのブート・モードについて説明します。CPU1 ブート ROM は、ブート・モード選択、汎用入出力 (GPIO) ピンを使用して、ブート・モードの構成を決定します。CPU2 ブート ROM は、CPU1TOCPU2IPCBOOTMODE レジスタを使用して、ブート・モードの構成を決定します。CM ブート ROM は、CPU1TOCMIPCBOOTMODE レジスタを使用して、ブート・モードの構成を決定します。
表 8-18 に、デフォルトの CPU1 ブート・モード選択ピンで選択可能なブート・モード・オプションを示します。ユーザーは、ブートアップ・テーブルで選択可能なブート・モードと、使用するブート・モード選択ピン GPIO をカスタマイズするようにデバイスをプログラムすることができます。
デバイスで利用可能なすべてのブート・モードを 表 8-20 に示します。
ブート・モード | GPIO72 (デフォルトのブート・モード選択ピン 1) | GPIO84 (デフォルトのブート・モード選択ピン 0) |
---|---|---|
パラレル IO | 0 | 0 |
SCI / ウェイト・ブート(1) | 0 | 1 |
CAN | 1 | 0 |
フラッシュ / USB(2) | 1 | 1 |
フラッシュ・エントリ・ポイント・アドレスの値 | 値の理由 | 選択されるブート・モード |
---|---|---|
0x00000000 | フラッシュがロック / 保護されている | フラッシュからブート |
0xFFFFFFFF | フラッシュがプログラムされていない | USB ブート |
その他の値 | フラッシュがプログラムされている | フラッシュからブート |
フラッシュがロック / 保護されている場合、またはプログラムされていない場合のフラッシュ・ブート・モードから USB ブート・モードへの切り替えは、プログラムされていないデバイスのデフォルトのブート・モード・テーブルの一部としてのみ利用できます。 カスタム・ブート・テーブルが OTP または RAM にプログラムされると、フラッシュがプログラムされていない場合でも、フラッシュ・ブート・モードの選択は USB ブートに切り替わりません。
ブート・モード | CPU サポート | 詳細 |
---|---|---|
パラレル IO | CPU1 | |
SCI / ウェイト | CPU1 | |
CAN | CPU1 | |
フラッシュ | CPU1、CPU2、CM | |
ウェイト | CPU1、CPU2、CM | ブート・モードの機能の詳細については、『TMS320F2838x リアルタイム・マイクロコントローラ・テクニカル・リファレンス・マニュアル』の「ブート・モード」セクションを参照してください。 |
RAM | CPU1、CPU2、CM | |
SPI | CPU1 | ブート・テーブルの値とブートモードの GPIO については、セクション 8.6.4 を参照してください。 |
I2C | CPU1 | |
USB(1) | CPU1 | |
セキュア・フラッシュ | CPU1、CPU2、CM | |
ユーザー OTP | CPU2、CM | |
IPC メッセージの RAM へのコピー | CPU2、CM |
サポートされているすべてのペリフェラル・ブート・モードは、ペリフェラル・モジュールの最初のインスタンス (SCIA、SPIA、I2CA、CANA など) を使用します。このセクションで、これらのブート・モードに言及する場合は、最初のモジュール・インスタンスを指しています。たとえば SCI ブートと言えば、SCIA ポートでの SCI ブートを意味します。他のペリフェラル・ブートについても同様です。