このデバイスでは、0~3 本のブート・モード選択ピンと、1~8 個のブート・モードの構成がサポートされています。
デバイスをデフォルト設定からアプリケーションのカスタム設定に変更および構成するには、次の手順を実行します。
- アプリケーションをブートできるようにするさまざまな方法をすべて決定します。(たとえば、メイン・アプリケーション用のフラッシュ・ブートのプライマリ・ブート・オプション、ファームウェア更新用の CAN ブートのセカンダリ・ブート・オプション、デバッグ用の SCI ブートの 3 番目のブート・オプションなど。)
- 必要なブート・モードの数に基づいて、ブート・モードの選択に必要なブート・モード選択ピン (BMSP) の数を決定します。(たとえば、3 つのブート・モード・オプションから選択するには、2 つの BMSP が必要。)
- 必要な BMSP を物理的な GPIO ピンに割り当てます。(たとえば、BMSP0 を GPIO50 に、BMSP1 を GPIO51 に、BMSP2 をデフォルト (ディセーブル) のままにするなど。)これらの構成の実行の詳細については、『TMS320F2838x リアルタイム・マイクロコントローラ・テクニカル・リファレンス・マニュアル』の「CPU1 のブート・モード・ピンの構成」セクションを参照してください。
- 決定したブート・モード定義を、BMSP のデコードされた値に相関付けるカスタム・ブート・テーブルのインデックスに割り当てます。(たとえば、BOOTDEF0 = フラッシュからブート、BOOTDEF1 = CAN ブート、BOOTDEF2 = SCI ブートに割り当て、その他のすべての BOOTDEFx はデフォルト / なしのままにします。)カスタム・ブート・モード・テーブルの設定と構成の詳細については、『TMS320F2838x リアルタイム・マイクロコントローラ・テクニカル・リファレンス・マニュアル』の「CPU1 のブート・モード・テーブル・オプションの構成」セクションを参照してください。
BMSP およびカスタム・ブート・テーブルの構成方法に関する使用例については、『TMS320F2838x リアルタイム・マイクロコントローラ・テクニカル・リファレンス・マニュアル』の「ブート・モードの使用例」セクションを参照してください。