JAJSHG1E may 2019 – june 2023 TMS320F28384D , TMS320F28384D-Q1 , TMS320F28384S , TMS320F28384S-Q1 , TMS320F28386D , TMS320F28386D-Q1 , TMS320F28386S , TMS320F28386S-Q1 , TMS320F28388D , TMS320F28388S
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
デュアル・コード・セキュリティ・モジュール (DCSM) は、このデバイスに組み込まれているセキュリティ機能です。これにより、権限のない者によるオンチップのセキュアなメモリ (およびその他のセキュアなリソース) へのアクセスと可視化を防止します。また、社外秘コードの複製やリバース・エンジニアリングも防止します。「セキュア」という用語は、オンチップのセキュアなメモリおよびリソースへのアクセスがブロックされることを意味します。「アンセキュア」という用語は、アクセスが許可されていることを意味します。つまり、メモリの内容は、あらゆる手段 (たとえば、Code Composer Studio™ などのデバッグ・ツールを通じて) で読み取られる可能性があります。
ゾーン 1 (Z1) とゾーン 2 (Z2) の 2 つのセキュリティ・ゾーンがあります。各 CPU サブシステムに 2 つのセキュリティ・ゾーンがあった以前の C2000 デバイスとは異なり、このデバイスでは、両方のセキュリティ・ゾーンが各 CPU サブシステムによって共有されます。これは、各 CPU サブシステムからのセキュアなリソースが、ゾーン 1 またはゾーン 2 に割り当てられることを意味します。すべてのセキュリティ構成は、CPU1 サブシステムによってのみ制御されます (CPU1 USER OTP でプログラムされる) が、他の CPU サブシステムは、独自のメモリ・マップ・レジスタを介してこれらの構成にアクセスできます。
各ゾーンのセキュリティは、それぞれの 128 ビット・パスワード (CSM パスワード) によって確保されます。各ゾーンのパスワードは、ゾーン固有のリンク・ポインタに基づいて CPU1 USER OTP メモリの領域に格納されます。リンク・ポインタの値を変更して、OTP 内で異なるセキュリティ設定 (パスワードを含む) をプログラムできます。
このデバイスに搭載されているコード・セキュリティ・モジュール (CSM) は、関連メモリに保存されているデータをパスワードで保護するように設計されています。テキサス・インスツルメンツは、このデバイスに適用される保証期間において、標準契約条件に従って、この CMS がテキサス・インスツルメンツの発行した仕様書に準拠していることを保証します。
ただし、テキサス・インスツルメンツは、CSM で情報漏洩もしくは侵害が発生しないこと、または関連メモリに格納されているデータに他の手段でアクセスできないことを保証もしくは表明するものではありません。さらに、前述の規定を除き、テキサス・インスツルメンツは、商品性または特定目的への適合性に関する黙示の保証を含めて、CSM について、またはこのデバイスの動作について、保証または表明を行うものではありません。
いかなる場合においても、テキサス・インスツルメンツは、CSM またはこのデバイスの何らかの方法での使用に関連または起因して発生した、特別、間接的、偶発的、懲罰的な損害について、テキサス・インスツルメンツがこれらの損害の可能性について通知されていたかどうかにかかわらず、一切責任を負わないものとします。除外される損害には、データの消失、営業上の信用喪失、使用不能の損失、または業務の中断、その他の経済的損失が含まれますが、これらに限定されません。