JAJSHG1E may 2019 – june 2023 TMS320F28384D , TMS320F28384D-Q1 , TMS320F28384S , TMS320F28384S-Q1 , TMS320F28386D , TMS320F28386D-Q1 , TMS320F28386S , TMS320F28386S-Q1 , TMS320F28388D , TMS320F28388S
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
モジュール | 機能 | システムの利点 |
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C28x プロセッシング | ||
リアルタイム制御 CPU |
最大 800MIPS 2 つの C28x コア:400MIPS (2 x 200MIPS) 2 つの CLA コア:400MIPS (2 x 200MIPS) フラッシュ:最大 1MB (各 C28x CPU で 512KB) RAM:最大 216KB 64 ビット浮動小数点ユニット (FPU64) 三角関数演算ユニット (TMU) CRC エンジンおよび命令 (VCRC) 高速整数除算 (FINTDIV) |
テキサス・インスツルメンツの 2 つの 32 ビット C28x DSP コアは、オンチップ・フラッシュまたは SRAM から実行される浮動小数点または固定小数点コードに対して 400MHz の信号処理能力があります。 オンチップ・フラッシュまたは SRAM から実行される浮動小数点または固定小数点コードに対して 400MHz の信号処理能力があります。 CLA:ユーザーは、メイン CPU と同時にタイムクリティカルな制御ループを実行可能FPU64:IEEE 754 倍精度浮動小数点演算のネイティブ・ハードウェア・サポート TMU:制御アプリケーション向けに最適化された迅速な計算 (たとえば PLL や DQ 変換) のために、三角関数と算術演算の実行を高速化するために使用されるアクセラレータ。制御ループの高速化を実現し、効率の向上と部品サイズの小型化に貢献します。 非線形 PID 制御アルゴリズムをサポートするための特別な命令 VCRC: 大規模なデータ・ブロック、通信パケット、またはコード・セクションでデータの整合性を検証するための明快な方法を提供します。 FINTDIV:制御アルゴリズムで使用されるユークリッド除算やモジュラス除算などの線形除算演算をサポート 「C2000™ 制御 MCU の最適化されたシグナル・チェーンを紹介するリアルタイム・ベンチマーク」を参照してください。 |
センシング | ||
A/D コンバータ (ADC) (12 ビットまたは 16 ビットに構成可能) |
4 つの ADC モジュール 16 ビット・モード:(1.1MSPS) シングルエンド・モード:最大 24 チャネル 差動モード:最大 12 チャネル 12 ビット・モード:(3.5MSPS) シングルエンド・モード:最大 24 チャネル |
ADC は 3 相すべての電流と DC バスをジッタ 0 で高精度かつ同時にサンプリング。 ADC 後処理 - オンチップ・ハードウェアにより、ADC の ISR (割り込みサービス・ルーチン) の複雑さを緩和し、電流ループのサイクルを短縮。 マルチフェーズ・アプリケーションでは、多くの ADC が役に立ちます。より効果的な MSPS (オーバーサンプリング) と標準的な ENOB を提供し、制御ループの性能を向上します。 |
コンパレータ・サブシステム (CMPSS) | CMPSS 8 つのウィンドウ付きコンパレータ 3 つの 12 ビット DAC 検出からトリップまでの時間は 60ns DAC ランプ生成 外部ピンの低 DAC 出力 デジタル・フィルタ スロープ補償 |
誤検出によるアラームを防止するシステム保護機能: コンパレータ・サブシステム (CMPSS) モジュールは、ピーク電流モード制御、スイッチング電源、力率補正、電圧トリップ監視などのアプリケーションに役立ちます。 アナログ・コンパレータ・サブシステムに搭載されているブランキング・ウィンドウとフィルタリング機能により、PWM トリップのトリガと不要なノイズの除去が簡単になります。 制御精度の向上を実現します。コンパレータと 12 ビット DAC (CMPSS) を使用して PWM を制御するために、CPU をさらに構成する必要はありません。 同じピンを使用して保護と制御を実現します。 |
シグマ・デルタ・フィルタ・モジュール (SDFM) |
最大 8 つの独立して構成可能なデジタル・コンパレータ・フィルタ・チャネル 最大 8 つの独立して構成可能なデジタル・データ・フィルタ・チャネル |
強化デルタ・シグマ変調器によるガルバニック絶縁を可能にします。 SDFM は外部デルタ・シグマ変調器 ADC とのインターフェイスであり、絶縁を必要とする信号に最適です。 コンパレータ・フィルタは過電流と過小電流の保護をサポートしますが、CPU の介入なしで PWM をトリップします デジタル・データ・フィルタは、より高い ENOB を提供し、制御ループの性能を向上します |
拡張直交エンコーダ・パルス (eQEP) | 3 つの eQEP モジュール | リニアまたはロータリ・インクリメンタル・エンコーダとの直接インターフェイスに使って、高性能動作および位置制御システムに使用される回転機械から位置、方向、速度などの情報を入手できます。また、外部デバイス (センサなど) からの入力パルスをカウントする、その他のアプリケーションでも使用できます。 |
拡張キャプチャ (eCAP) / 高分解能拡張キャプチャ (HRCAP) |
7 つの eCAP モジュール (2 つは HRCAP 機能付き) イベント間の経過時間を測定します (最大 4 つのタイムスタンプ付きイベント)。 入力クロスバー経由で任意の GPIO に接続します。 キャプチャ・モードで使用しない場合、eCAP モジュールを単一チャネルの PWM 出力 (APWM) として構成可能です。 |
eCAP の用途は以下のとおりです。 回転機械の速度測定 (たとえば、歯付きスプロケットをホール・センサで検知) 位置センサ・パルス間の経過時間測定 パルス列信号の周期およびデューティ・サイクル測定 デューティ・サイクル符号化電流 / 電圧センサから得られた電流または電圧振幅の復号 |
2 つの HRCAP チャネル 300ps の標準分解能で外部パルスの幅を測定する機能を提供します。 |
HRCAP の用途は以下のとおりです。 パルス・トレイン・サイクルの周期とデューティ・サイクルを高分解能で測定 速度の瞬時値測定 周波数の瞬時値測定 絶縁境界にまたがる電圧測定 距離 / ソナーの測定とスキャン 流量測定 静電容量式タッチ・アプリケーション |
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アクチュエータ駆動 | ||
拡張パルス幅変調 (ePWM) / 高分解能パルス幅変調 (HRPWM) |
最大 32 個の ePWM チャネル デッドバンド付きのハイサイド / ローサイド PWM を生成する能力 バレー・スイッチング (バレー・ポイントで PWM 出力を切り替える機能) とブランキング・ウィンドウなどの機能をサポート |
最高のパワー・トポロジに対応する、フレキシブルな PWM 波形生成。 シャドウ・デッド・バンド自体およびシャドウ・アクション検証機能により、適応型 PWM の生成と保護が可能になり、制御精度の向上と電力損失の低減を実現できます。 力率補正 (PFC) アプリケーションに特に関係の深い、力率 (PF) と全高調波歪 (THD) の改善を可能にします。軽負荷時の効率向上 |
HRPWM 機能: 16 のチャネルすべてが高分解能 (150ps) を実現 デューティ・サイクル、周期、デッドバンド、位相オフセットに対して 150ps のステップを備えており、99% の精度向上を実現します |
高精度の制御に役立ち、高い周波数での電力変換の性能向上を実現します。 よりクリーンな波形を実現し、出力の発振 / リミット・サイクルを回避します。 |
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ワンショット・リロードおよびグローバル・リロード機能 |
可変周波数およびマルチフェーズの DC-DC アプリケーションに不可欠であり、高い周波数の制御ループ (2MHz 超) の達成に役立ちます。 高い周波数でのインターリーブ LLC トポロジの制御を可能にします |
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サイクルごと (CBC) のトリップ・イベントおよびワンショット・トリップ (OST) のトリップ・イベントに対して独立した PWM 動作 |
フォルト状態時に、サイクルごとの保護と完全な PWM シャットオフを実現します。マルチフェーズ PFC または DC-DC 制御の実装に役立ちます。 | |
SYNC でのロード (SYNC イベントでのシャドウからアクティブへのロードをサポート) | 可変周波数アプリケーションを実現 (電力変換で LLC 制御が可能)。 | |
ソフトウェアの介在なし (ISR:割り込みサービス・ルーチンの待ち時間なし) で PWM をシャットダウン可能 | 障害発生時の高速な保護 | |
遅延トリップ機能 | ピーク電流モード制御 (PCMC) 位相シフト・フル・ブリッジ (PSFB) DC-DC によるデッドバンドの実装を容易にし、(コンパレータ、トリップ、または SYNC 入力によるトリガ・イベントでも) 多くの CPU リソースを占有しません。 | |
デッド・バンド・ジェネレータ (DB) サブモジュール | プログラマブル遅延を立ち上がり (RED) および立ち下がり (FED) PWM 信号エッジに追加することで、ハイサイドおよびローサイド・ゲートの同時オン状態を防止します。 | |
フレキシブルな PWM 位相の関係とタイマの同期 | 各 ePWM モジュールは、他の ePWM モジュールや他のペリフェラルと同期させることができます。PWM エッジと特定のイベントとが完全同期するよう維持します。 パワー・デバイスのスイッチングと同期して、特定のサンプリング・ウィンドウを使用するフレキシブルな ADC スケジューリングをサポートします。 |
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コネクティビティ | ||
高速シリアル・インターフェイス (FSI) | 2 つの FSI トランスミッタと 8 つの FSI レシーバ 絶縁デバイス間で信頼性の高い高速通信 (最大 200MHz) が可能なシリアル通信ペリフェラル |
より柔軟な通信オプション。高速シリアル・インターフェイスは、最大 200Mbps であり、絶縁境界をまたぐ場合であっても、ピン数の少ない高速通信に役立ちます。 |
シリアル・ペリフェラル・インターフェイス (SPI) | 4 つの高速 SPI ポート | 50MHz をサポート |
シリアル通信インターフェイス (SCI) | 4 つの SCI (UART) モジュール | コントローラとのインターフェイス |
コントローラ・エリア・ネットワーク (CAN/DCAN) | 2 つの DCAN モジュール (コネクティビティ・マネージャ (M4) に割り当て可能) |
Classic CAN モジュールとの互換性を提供 |
コントローラ・エリア・ネットワーク (CAN FD/MCAN) | 1 つの CAN FD/MCAN モジュール [コネクティビティ・マネージャ (M4) に割り当て可能] |
CAN FD (フレキシブル・データ・レート) は、従来の CAN プロトコルを拡張したものです。CAN FD は、データ・セグメントでより高いビット・レート (1Mbps 超) への動的なスイッチングを容易にし、従来の CAN の 8 バイトと比較して最大 64 バイトを許容します。これを実行するのに、物理層を変更する必要はありません。これにより、従来の CAN よりも帯域幅が広くなります。CAN-FD を使用するシステムでは、現場でのフラッシュ更新をより高速に実行できます。 |
I2C (Inter-Integrated Circuit) | 2 つの I2C モジュール | 外部 EEPROM、センサ、またはコントローラとのインターフェイス |
マルチチャネル・バッファ付きシリアル・ポート (McBSP) | 最大 2 つの McBSP モジュール | 高速外部 ADC または追加の SPI ペリフェラルへのインターフェイス |
PMBus (Power-Management Bus) |
1 つの PMBus モジュール SMI フォーラム PMBus 仕様 (Part I v1.0 および Part II v1.1) 準拠 |
ハードウェア・ベースのシームレスなホスト通信 |
ASRAM および SDRAM をサポートする 2 つの外部メモリ・インターフェイス (EMIF) | 各 CPU サブシステムに専用の EMIF を持つ 2 つの EMIF モジュール。 | 外部 ASRAM および SDRAM とのインターフェイス |
他のシステムの特長 | ||
構成可能ロジック・ブロック (CLB) |
ソフトウェアを使用して相互接続することでカスタム・デジタル・ロジック機能を実装できる、構成可能なブロックのコレクション |
ユーザー・カスタマイズされた PWM 保護機能、複雑なアルゴリズム / ステート・マシンをオフロードするためのカスタム・ロジック、カスタム・ペリフェラル、サーボ・ドライブで使用するアブソリュート・エンコーダの実装に使用されます マルチレベル・インバータ / PFC またはマルチレベル DC-DC の保護にも使用されます ETPWM、ECAP、QEP、GPIO などの既存の IP を中心にロジックを構築する機能を提供します。 PWM 安全モジュール、エンコーダ・エンジンなどの独自の IP を開発できます。 |
セキュリティ・エンハンサ |
デュアル・ゾーン・コード・セキュリティ・モジュール (DCSM) セキュア・ブート JTAGLOCK AES アクセラレーション バックグラウンド CRC (BGCRC) 汎用 CRC (GCRC) ウォッチドッグ レジスタへの書き込み保護 クロック消失検出ロジック (MCD) 誤り訂正符号 (ECC) およびパリティ デュアル・クロック・コンパレータ (DCC) |
DCSM:社外秘コードの複製やリバース・エンジニアリングを防止 セキュア・ブート:AES128 CMAC アルゴリズムを使用して、デバイス上で実行されるコードが本物であることを保証 JTAGLOCK:デバイスのエミュレーションをブロックする機能 AES アクセラレーション:ハードウェア・アクセラレータは、CPU の帯域幅を解放しながら暗号メッセージ処理のサイクル時間を大幅に改善します BGCRC:CPU のオーバーヘッドやシステム性能に影響を与えることなく、メモリの整合性をチェックします GCRC:構成可能なメモリ・ブロックで CRC 値を計算するための指定されたコネクティビティ・マネージャ・モジュール ウォッチドッグ:CPU が無限ループに陥った場合にリセットを生成 レジスタへの書き込み保護: システム構成レジスタのロック保護 不要な CPU 書き込みに対する保護 MCD:クロック故障の自動検出 ECC およびパリティ:シングル・ビットの誤り訂正とダブル・ビットの誤り検出 DCC:クロック・ソースの障害を検出するために使用 |
クロスバー (XBAR) | さまざまな構成でデバイスの入力、出力、内部リソースを接続できるフレキシビリティを実現します。 • 入力クロスバー • 出力クロスバー • ePWM クロスバー • CLB 入力クロスバー • CLB 出力クロスバー • CLB クロスバー |
ハードウェア設計の汎用性を向上: 入力クロスバー:任意の GPIO からチップ内の複数の IP ブロックに信号を接続 出力クロスバー:内部信号を指定された GPIO ピンに接続 ePWM クロスバー:内部信号をさまざまな IP ブロックから ePWM に接続 CLB 入力クロスバー:信号を任意の GPIO から構成可能ロジック・ブロック (CLB) に直接ルーティング可能 CLB 出力クロスバー:信号を CLB タイルから指定された GPIO ピンに送信可能 CLB クロスバー:ユーザーがさまざまな IP ブロックから CLB に信号を接続できるようにします |
M4 プロセッシング | ||
リアルタイム・コネクティビティ |
専用、フル・プログラマブル 通信サブシステム Arm® Cortex®-M4 最大 125MIPS フラッシュ:512KB RAM:96KB |
リアルタイム制御と並行して通信が可能です。これにより、リアルタイム制御サブシステム内の重要なタイミングを犠牲にすることなく、システム全体の性能が向上します。 |
マイクロ・ダイレクト・メモリ・アクセス (μDMA) コントローラ | 32 チャネル | ダイレクト・メモリ・アクセス (DMA) モジュールは、CPU を介さずにペリフェラルやメモリ間でデータを転送するためのハードウェア方式を提供し、それによって CPU の帯域幅を他のシステム機能のために解放します。 |
イーサネット MAC | 産業用ネットワークとファクトリ・オートメーションをサポート | |
EtherCAT | Beckhoff Automation™ が開発した統合型 EtherCAT® スレーブ・コントローラ (ESC) IP | 待ち時間とサイクル時間が短い産業用イーサネット・ベースのフィールドバス・システムを開発します。EtherCAT ハードウェアの「オンザフライ」でのフレーム処理と転送の性質を利用します。EtherCAT スレーブ・スタックとアプリケーション・ソフトウェアを実行して、EtherCAT スレーブ・ノードを実装します。 |
USB | システムのデータ・ロギングや、オンチップ・フラッシュの更新のために USB からブートする場合に便利です |