JAJS324C February 2008 – October 2023 TPS2550 , TPS2551
PRODUCTION DATA
図 10-4 の回路では、過電流ラッチオフ機能を実装するため、SN74HC00 クワッド NAND ゲートを使用しています。TPS2550/51 の動作電圧 (2.5V~6.5V) の全範囲にわたって動作するように、SN74HC00 ハイスピード CMOS ロジック・ゲートが選択されています。
この回路は、アクティブ High の TPS2551 と組み合わせて動作するよう設計されています。スイッチがオフ状態の間に確実に初期化されるように、VIN が安定するまでの間、起動中、イネーブルをロジック Low にしておく必要があります。VIN が安定した後、イネーブルをロジック High にすると、スイッチがターンオンします。過電流条件時に FAULT が一時的に Low にプルされると、STAT ロジックが Low にラッチされ、スイッチはターンオフします。ホストは、STAT を監視することで、過電流条件の有無を判断できます。イネーブルをトグルすると、STAT がリセットされ、スイッチが再度ターンオンします。