JAJS324C February 2008 – October 2023 TPS2550 , TPS2551
PRODUCTION DATA
TPS2550/51 は、パワー・スイッチの動作温度をモニタする 2 つの独立したサーマル・センシング回路でデバイス自身を保護し、温度が推奨動作条件を超えると動作を無効化します。過電流条件中、本デバイスは定電流モードで動作するため、パワー・スイッチの両端の電圧降下が増加します。パッケージ内の許容損失はパワー・スイッチでの電圧降下に比例するため、過電流条件中、接合部温度が上昇します。ダイ温度が 135℃を上回り、かつ本デバイスが電流制限中である場合、第 1 のサーマル・センサがパワー・スイッチをターンオフします。ダイ温度が 155℃を上回ると、パワー・スイッチが電流制限中かどうかにかかわらず、第 2 のサーマル・センサがパワー・スイッチをターンオフします。どちらのサーマル・センサにもヒステリシスが組み込まれており、本デバイスの温度が約 15℃下がるとスイッチはターンオンします。フォルトが解消されるまで、このスイッチはオフとオンを繰り返します。過熱シャットダウン条件が発生すると、オープン・ドレインのフォルト通知出力 FAULT は即座にアサートされます (アクティブ Low)。