JAJSOA2 December 2022 TPS25961
PRODUCTION DATA
TPS25961 は入力電源を継続的に監視し、電圧が十分なレベルにある場合にのみ、負荷に対し電源を供給します。スタートアップ状態では、 デバイスは入力電源が内部の固定スレッショルド VUVP(R) を上回るまで待機してから、FET をオンにします。同様に、オン状態で入力電源が UVP スレッショルド VUVP(F) を下回った場合は、FET がオフされます。UVP の立ち上がりスレッショルドと立ち下がりスレッショルドはわずかに異なるため、ある程度のヒステリシスが発生し、スレッショルド電圧付近で安定した動作が保証されます。
また、TPS25961 にはユーザー調整可能な UVLO メカニズムも搭載されており、特定のシステム要件に従って、電圧が十分なレベルにあるときのみ負荷に電源を供給できます。これは、入力電源電圧を分圧し EN/UVLO ピンに供給することで実現できます。EN/UVLO ピンの電圧がスレッショルド VUVLO(F) を下回ると、デバイスは FET をオフにします。この電圧がスレッショルド VUVLO(R) を上回ると、FET は再度オンになります。このピンの、立ち上がりスレッショルドと立ち下がりスレッショルドはわずかに異なっているため、ある程度のヒステリシスが得られ、スレッショルド電圧付近で安定した動作が保証されます。
ユーザーは、目的の入力低電圧レベルをこの UVLO スレッショルドにマッピングするために、分圧抵抗の値を適切に選択する必要があります。