JAJS136K January 2006 – January 2024 TPS5430 , TPS5431
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
過電流保護は、ハイサイド MOSFET のドレイン-ソース間の電圧を検出することで実行されます。ドレイン-ソース間の電圧は、過電流スレッショルド制限値に相当する電圧レベルと比較されます。ドレイン-ソース間の電圧が過電流スレッショルド制限値を超えた場合、過電流インジケータがセットされます。システムは、ターンオン・ノイズによる誤作動を回避するために、各サイクルの最初のリーディング・エッジ・ブランキング時間内は過電流インジケータを無視します。
過電流インジケータがセットされると、過電流保護がトリガされます。ハイサイド MOSFET は、伝播遅延の後、サイクルの残り時間の間オフになります。この過電流保護モードは、サイクルごとの電流制限と呼ばれます。
短絡などの深刻な過負荷条件が発生した場合、サイクルごとの電流制限を使用しても過電流を抑制できないことがあります。その場合、電流制限の 2 番目のモード、つまり hiccup モードの電流制限が使用されます。hiccup モードの過電流保護中は、基準電圧は接地され、ハイサイド MOSFET は hiccup 期間の間オフになります。hiccup 期間が完了すると、レギュレータはスロー スタート回路の制御により再起動されます。