JAJSEY0G December   2017  – June 2024 TPS62800 , TPS62801 , TPS62802 , TPS62806 , TPS62807 , TPS62808

PRODUCTION DATA  

  1.   1
  2. 特長
  3. アプリケーション
  4. 概要
  5. デバイス比較表
  6. ピン構成および機能
  7. 仕様
    1. 6.1 絶対最大定格
    2. 6.2 ESD 定格
    3. 6.3 推奨動作条件
    4. 6.4 熱に関する情報
    5. 6.5 電気的特性
    6. 6.6 代表的特性
  8. 詳細説明
    1. 7.1 概要
    2. 7.2 機能ブロック図
    3. 7.3 機能説明
      1. 7.3.1 スマート イネーブルとシャットダウン (EN)
      2. 7.3.2 ソフト スタート
      3. 7.3.3 VSEL/MODE ピン
        1. 7.3.3.1 出力電圧の選択 (R2D コンバータ)
        2. 7.3.3.2 モード選択 — パワー セーブ モードおよび強制 PWM 動作
      4. 7.3.4 低電圧誤動作防止 (UVLO)
      5. 7.3.5 スイッチ電流制限と短絡保護
      6. 7.3.6 サーマル シャットダウン
      7. 7.3.7 出力電圧放電
    4. 7.4 デバイスの機能モード
      1. 7.4.1 パワーセーブ モード動作
      2. 7.4.2 強制PWMモード動作
      3. 7.4.3 100% モード動作
      4. 7.4.4 PWM モードから PFM モードへの移行による過渡性能の最適化
  9. アプリケーションと実装
    1. 8.1 アプリケーション情報
    2. 8.2 代表的なアプリケーション
      1. 8.2.1 設計要件
      2. 8.2.2 詳細な設計手順
        1. 8.2.2.1 WEBENCH® ツールによるカスタム設計
        2. 8.2.2.2 インダクタの選択
        3. 8.2.2.3 出力コンデンサの選択
        4. 8.2.2.4 入力コンデンサの選択
      3. 8.2.3 アプリケーション曲線
    3. 8.3 システム例
    4. 8.4 電源に関する推奨事項
    5. 8.5 レイアウト
      1. 8.5.1 レイアウトのガイドライン
      2. 8.5.2 レイアウト例
  10. デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 9.1 デバイス サポート
      1. 9.1.1 サード・パーティ製品に関する免責事項
      2. 9.1.2 開発サポート
        1. 9.1.2.1 WEBENCH® ツールによるカスタム設計
    2. 9.2 ドキュメントの更新通知を受け取る方法
    3. 9.3 サポート・リソース
    4. 9.4 商標
    5. 9.5 静電気放電に関する注意事項
    6. 9.6 用語集
  11. 10改訂履歴
  12. 11メカニカル、パッケージ、および注文情報
    1. 11.1 メカニカル データ

パッケージ・オプション

メカニカル・データ(パッケージ|ピン)
サーマルパッド・メカニカル・データ
発注情報

インダクタの選択

インダクタの値は、ピーク ツー ピークリップル電流、PWM から PFM への遷移点、出力電圧リップル、および効率に影響を及ぼします。選択するインダクタは、DC 抵抗と飽和電流の定格を満たす必要があります。インダクタのリップル電流 (ΔIL) は、インダクタンスが大きくなると減少し、VIN または VOUT が大きくなると増加します。これは、式 1 に従って推定できます。

静的負荷条件での最大インダクタ電流は、式 2 を使って計算します。インダクタの飽和電流の定格は、式 2 で計算される最大インダクタ電流よりも大きい必要があります。これは、重負荷過渡時にはインダクタ電流が計算値を上回るためです。より保守的な方法は、ハイサイド MOSFET のスイッチ電流制限 ILIMF に合わせてインダクタの飽和電流を選択することです。

式 1. TPS62800 TPS62801 TPS62802 TPS62806 TPS62807 TPS62808
式 2. TPS62800 TPS62801 TPS62802 TPS62806 TPS62807 TPS62808

ここで、

  • f = スイッチング周波数
  • L = インダクタの値
  • ΔIL = ピーク ツー ピークのインダクタ リップル電流
  • ILmax = 最大インダクタ電流

表 8-2 に、使用可能なインダクタのリストを示します。

表 8-2 使用可能なインダクタ一覧
インダクタンス [µH] インダクタ シリーズ インチ サイズ (メートル法) 寸法 L × W × T サプライヤ (1)
0.47 DFE18SAN_G0 0603 (1608) 1.6mm × 0.8mm × 1.0mm 以下 Murata (村田製作所)
0.47 HTEB16080F 0603 (1608) 1.6mm × 0.8mm × 0.6 mm 以下 Cyntec
0.47 HTET1005FE 0402 (1005) 1.0 mm × 0.5 mm × 0.65 mm 以下 Cyntec
0.47 TFM160808ALC 0603 (1608) 1.6mm × 0.8mm × 0.8 mm 以下 TDK
1.0 DFE201610E 0806 (201610) 2.0 mm × 1.6 mm × 1.0mm 以下 Murata (村田製作所)
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