JAJSEY0G December 2017 – June 2024 TPS62800 , TPS62801 , TPS62802 , TPS62806 , TPS62807 , TPS62808
PRODUCTION DATA
インダクタの値は、ピーク ツー ピークリップル電流、PWM から PFM への遷移点、出力電圧リップル、および効率に影響を及ぼします。選択するインダクタは、DC 抵抗と飽和電流の定格を満たす必要があります。インダクタのリップル電流 (ΔIL) は、インダクタンスが大きくなると減少し、VIN または VOUT が大きくなると増加します。これは、式 1 に従って推定できます。
静的負荷条件での最大インダクタ電流は、式 2 を使って計算します。インダクタの飽和電流の定格は、式 2 で計算される最大インダクタ電流よりも大きい必要があります。これは、重負荷過渡時にはインダクタ電流が計算値を上回るためです。より保守的な方法は、ハイサイド MOSFET のスイッチ電流制限 ILIMF に合わせてインダクタの飽和電流を選択することです。
ここで、
表 8-2 に、使用可能なインダクタのリストを示します。
インダクタンス [µH] | インダクタ シリーズ | インチ サイズ (メートル法) | 寸法 L × W × T | サプライヤ (1) | |
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0.47 | DFE18SAN_G0 | 0603 (1608) | 1.6mm × 0.8mm × 1.0mm 以下 | Murata (村田製作所) | |
0.47 | HTEB16080F | 0603 (1608) | 1.6mm × 0.8mm × 0.6 mm 以下 | Cyntec | |
0.47 | HTET1005FE | 0402 (1005) | 1.0 mm × 0.5 mm × 0.65 mm 以下 | Cyntec | |
0.47 | TFM160808ALC | 0603 (1608) | 1.6mm × 0.8mm × 0.8 mm 以下 | TDK | |
1.0 | DFE201610E | 0806 (201610) | 2.0 mm × 1.6 mm × 1.0mm 以下 | Murata (村田製作所) |