TPS6612x VBUS LDO レギュレータ搭載、統合型シンク

1 特長

• 内蔵の 22mΩ (標準値)、32V 耐圧の NFET 4V～22V シンク・パス、最大 5A
• 内蔵ソフトスタートによる突入電流の制限
• 高電圧 VBUS LDO レギュレータを内蔵 (デバイス・タイプに応じて 3.3V または 5.0V)
• ピンで設定可能な VBUS 過電圧保護
• システム電源および VBUS 低電圧保護
• 過熱保護
• 逆電流保護
• フォルト・ピンによるグリッチ除去されたフォルト通知
• 占有面積の小さい WCSP パッケージ、HDI 不要

2 アプリケーション

• デスクトップ PC / マザーボード
• 標準ノート PC
• Chromebook と WOA (Windows on Arm)
• ドッキング・ステーション
• ポート / ケーブル・アダプタとドングル

3 概要

TPS6612x には、4V～22V のシンク電力パスが内蔵されています。この電力パスは、過熱および逆電流保護機能をサポートしています。VBUS は、オプションの外付け抵抗分圧器でレベルを設定できる過電圧保護機能を備えています。過電圧保護が不要の場合、OVP 端子を接地することで無効にできます。TPS6612x は過熱状態を示すフォルト・ピンをサポートしています。

また TPS6612x シリーズは、デッド・バッテリ条件で動作する際にデバイスや他のシステム・コンポーネントに電力を供給するのに便利な高電圧 VBUS LDO レギュレータ (デバイスの種類により 3.3V または 5V) もサポートしています。TPS66120 は 3.3V、TPS66121 は 5V にレギュレートします。

1. 利用可能なすべてのパッケージについては、このデータシートの末尾にある注文情報を参照してください。