デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
TPS763xx ファミリの低ドロップアウト (LDO) 電圧レギュレータは、低ドロップアウト電圧、低消費電力動作、小型パッケージという利点を兼ね備えています。これらのレギュレータは、従来型の LDO レギュレータと比べてドロップアウト電圧が低く、静止電流が小さいことが特長です。5 ピンの小型 SOT-23 集積回路パッケージで提供する TPS763xx シリーズのデバイスは、コスト制約の厳しい設計や基板スペースを重視するアプリケーションに理想的です。
新しい回路設計と革新的なプロセスの組み合わせにより、通常の PNP パス・トランジスタを PMOS パス素子に置き換えることができました。PMOS パス素子は低抵抗として振る舞うため、ドロップアウト電圧は低く (TPS76333 の場合、負荷電流 150mA で標準値 300mV)、負荷電流に正比例します。PMOS パス素子は電圧駆動デバイスであるため、静止電流は小さく (140µA 以下)、出力負荷電流
(0mA~150mA) の全範囲にわたって安定しています。ノートPCや携帯電話などの携帯型システムでの使用を意図した低ドロップアウト電圧特性と低消費電力動作により、システムのバッテリ動作時間を大幅に伸ばすことができます。
TPS763xx は、レギュレータをシャットダウンするためのロジック制御のスリープ・モードも備えており、静止電流を 1µA 以下 (TJ = 25℃時) に低減できます。TPS763xx には 1.6V、1.8V、2.5V、2.7V、2.8V、3V、3.3V、3.8V、5V の固定電圧バージョンと可変バージョン (1.5V~6.5V の範囲でプログラム可能) があります。
型番 | パッケージ | 本体サイズ(公称) |
---|---|---|
TPS763xx | SOT-23 (5) | 2.90mm×1.60mm |
Changes from I Revision (December 2016) to J Revision
Changes from H Revision (January 2004) to I Revision