• 広い動作入力電源電圧範囲 (3 V～40 V)
  • 絶対最大入力範囲：-40V～+45V
• 広い出力電圧範囲：2V～30V
• 非常に厳格な出力トラッキング許容誤差：5mV (最大値)
• 低いドロップアウト電圧：70mA 供給時に 500mV (最大値)
• 逆極性保護
• 逆電流保護
• 統合された基準入力とイネーブル入力
• 軽負荷 (100μA) 時の低静止電流：
  • 50μA (最大値)
• 広い ESR 範囲：
  • 1µF～200µF のセラミック出力コンデンサ、1mΩ～3Ω の ESR で安定動作
• 過熱保護
• 出力からグランドおよび電源への短絡時の保護
• 接合部温度：-40℃～+150℃、T_J
• 5 ピンの SOT-23 DBV パッケージで供給
• 最大 1kHz の信号をバッファリング可能 (「信号バッファ LDO」セクションを参照)

• 状況監視センサ
• モーション検出器 (PIR、uWave など)
• 有線制御
• テレメトリと RTU
• ロボットのセンシング・モジュール

TPS7B4255 は、高いトラッキング精度と、負荷およびラインでの優れた過渡応答を実現する、低ドロップアウト (LDO) 電圧トラッキング・レギュレータです。本デバイスは 5 ピン SOT-23 (DBV) パッケージで供給されます。TPS7B4255 は、状況監視センサー・システムなどの産業用アプリケーションで、オフボード・センサに電源を供給するために設計されています。このデバイスに内蔵された、逆極性時や出力から電源およびグランドへの短絡時の保護、電流制限、サーマル・シャットダウンなどの機能は、オフボード電源システムにおいてリスクの高いケーブル障害からの保護を行います。このデバイスは、極端な過渡現象が発生した場合でも、45V (絶対最大定格) の入力電圧に耐えられるように設計されています。

ADJ/EN ピンに印加される基準電圧は、高精度かつ効果的にトラッキングされ、最大 70mA の負荷電流を供給できます。トラッキング精度が高いため、オフボード・モジュールに高精度の電源を供給でき、レシオメトリック・センサによる測定を構成する際の精度が向上します。

ADJ/EN 入力ピンを Low に設定し TPS7B4255 をスタンバイ・モードに切り替えることで、静止電流を最小限にまで低減することができます。