JAJSCA0B September 2014 – March 2015 TPS92638-Q1
PRODUCTION DATA.
サーマル・シャットダウンを防止するため、TJは150℃未満にする必要があります。入力電圧が非常に高い場合、消費電力が大きくなる可能性があります。現在は、適切な熱インピーダンスを持つTSSOP-EPパッケージを利用できますが、同時にPCBレイアウトが非常に重要です。適切なPCB設計によって熱伝導を最適化でき、これはデバイスの長期的な信頼性にとって絶対的に不可欠です。
このデバイスは、過熱状態からの保護のために、過熱シャットダウン(TSD)回路を備えています。連続的な通常動作に対しては、接合部温度が過熱シャットダウンのトリップ点を超えないようにする必要があります。接合部温度がトリップ点を超えた場合は、出力がオフになります。接合部温度が低下し、サーマル・シャットダウンのトリップ点からヒステリシスを引いた値を下回ると、出力が再度オンになります。
デバイスによって消費される電力は、次の数式で計算します。
ここで
nk = xチャネルのLED数
V(LEDk)= xチャネルのLED 1つについての電圧ドロップ
V(REF) = 基準電圧、代表値1.24V
I(LEDk) = チャネルkの平均LED電流
デバイスによって消費される電力を求めた後、周囲温度とデバイスの熱インピーダンスから接合部温度を計算します。
ここで
TA = 周囲温度
RθJA = 接合部から周囲への熱インピーダンス
P(IC) = 消費電力