JAJSL38 December 2023 TPSI3100-Q1
ADVANCE INFORMATION
TPSI3100-Q1 は、統合型の絶縁スイッチ ドライバで、外部パワー スイッチと組み合わせることにより、完全な絶縁型ソリッド ステート リレー ソリューションを形成します。ゲート駆動電圧 15.8V、ピーク ソース / シンク電流 1.5/2.5A という性能を備えているため、さまざまなパワー スイッチを使用して多くのアプリケーションのニーズに対応できます。TPSI3100-Q1 は、1 次側で供給された電源によって独自の 2 次バイアス電源を生成するので、絶縁型の 2 次側電源バイアスは不要です。TPSI3100-Q1 は、電流および電圧監視やリモート温度検出などの各種機能を実行するために補助回路で使用する追加電力を公称 5V のレール (VDDM) 経由で供給します。TPSI3100-Q1 の絶縁は非常に堅牢で、従来の機械式リレーやフォトカプラに比べて高信頼性、低消費電力で、温度範囲が広くなっています。
TPSI3100-Q1 には通信バックチャネルが内蔵されており、オープン ドレイン出力の PGOOD (パワー グッド)、FLT1 (フォルト 1)、ALM1 (アラーム 1) を通じて 2 次側から 1 次側にステータス情報を転送します。FLT1 および ALM1 のアサートには、共有の電圧リファレンスを内蔵したデュアル高速コンパレータが使用されます。コンパレータ入力 FLT1_CMP が電圧リファレンスを超えると、ドライバが即座に Low にアサートされると共に FLT1 も Low に駆動され、フォルトが発生したことがシステムに示されます。これは、過電流検出などの重大なイベントが発生したときに、短い待ち時間で外部スイッチを無効にするのに便利です。コンパレータ入力 ALM1_CMP が電圧リファレンスを超えると、 ALM1 信号が Low にアサートされますが、ドライバでは何も行われません。これは、過熱や過電圧のイベントに対するアラームまたは警告インジケータとして役立ちます。
TPSI310xL-Q1 シリーズは、ラッチ ベースのフォルト インジケータを備えています。フォルトが検出されると、ドライバとフォルト インジケータが Low にアサートされ、EN が Low にアサートされるまでラッチされた状態を維持します。TPSI310x-Q1 シリーズには、ラッチなしのフォルト インジケータがあります。フォルト イベントが解消されると、FLT1 がデアサートされ、ドライバは指定された回復期間の後で EN ピンの状態に従います。それでもフォルト イベントが解消されない場合、フォルト インジケータとドライバの両方が Low にアサートされたままになります。
部品番号 | REF (2) | コンパレータ(2) | パッケージ (1) |
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TPSI3100-Q1 | 0.3V | フォルト 1 / アラーム 1 | SSOP (16) DVX |
TPSI3103-Q1(5) | 1.2V | ||
TPSI3100L-Q1 | 0.3V | ラッチ フォルト 1 / アラーム 1 | |
TPSI3103L-Q1(5) | 1.2V |