JAJSHF2B SEPTEMBER 2004 – October 2019 TS3L110
PRODUCTION DATA.
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
TS3L110 ローカル・エリア・ネットワーク (LAN) スイッチは、1 つのスイッチ・イネーブル (E) 入力を備えた 4 ビット 1:2 マルチプレクサ/デマルチプレクサです。E が LOW のとき、スイッチはオンになり、I ポートは Y ポートに接続されます。E が HIGH のとき、スイッチはオフになり、I と Y のポート間は高インピーダンス状態になります。セレクト (S) 入力は、マルチプレクサ/デマルチプレクサのデータ・パスを制御します。
TS3L110 デバイスを使用して、LAN アプリケーションの機械式リレーを置き換えることができます。このデバイスはオン抵抗 (ron) が低くかつフラットで、帯域幅が広く、クロストークが小さいため、10/100 Base-T や他の各種 LAN アプリケーションに適しています。TS3L110 デバイスは、10/100 Base-T のイーサネット・トランシーバからの信号を、ラップトップやドッキング・ステーションの RJ-45 LAN コネクタへ転送するために使用できます。このデバイスは、チャネル間のスキューとクロストークが小さくなるよう設計されています。
このデバイスは、Ioffを使用する部分的パワーダウン・アプリケーション用に完全に動作が規定されています。Ioff機能により、パワーダウン時に損傷を引き起こすような電流がデバイスに逆流しないことが保証されます。デバイスは、電源オフ時は絶縁されています。
電源オンまたは電源オフ時に確実に高インピーダンス状態になるように、E はプルアップ抵抗経由で VCC に接続します。この抵抗の最小値は、ドライバの電流シンク能力によって決定されます。
型番 | パッケージ | 本体サイズ(公称) |
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TS3L110 | SOIC (D) 16 | 9.90mm×3.91mm |
SSOP (DBQ) 16 | 4.90mm × 3.90mm | |
TVSOP (DGV) 16 | 3.60mm × 4.40mm | |
TSSOP (PW) 16 | 5.00mm×4.40mm | |
VQFN (RGV) 16 | 4.00mm×4.00mm |