JAJSJC0C may 2020 – june 2023 TSV911A-Q1 , TSV912A-Q1 , TSV914A-Q1
PRODUCTION DATA
負荷電流 (ILOAD) により、シャント抵抗 (RSHUNT) の両端で電圧降下が発生します。負荷電流は 0A~1A に設定されます。最大負荷電流時にシャント電圧を 100mV 未満に維持するには、式 2 を使用して最大シャント抵抗を定義します。
式 2 から、RSHUNT は 100mΩ になります。ILOAD と RSHUNT によって生成される電圧降下は、TSV91xA-Q1 によって増幅され、約 0V~4.95V の出力電圧を生成します。必要な出力電圧を生成するために TSV91xA-Q1 が必要とするゲインは、式 3 で計算されます。
式 3 から、必要なゲインは 49.5V/V と計算されます。これは抵抗 RF と RG で設定します。TSV91xA-Q1 のゲインを 49.5V/V に設定するための抵抗 RF と RG のサイズは、式 4 で計算します。
RF に 165kΩ、RG に 3.4kΩ を選択すると、組み合わせで 49.5V/V に等しくなります。図 9-1 に示す回路で測定された伝達関数を、図 9-2 に示します。