JAJSQ40B July 2023 – April 2024 TXV0108-Q1
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
TXV0108-Q1 は、インターフェイス間の電圧ミスマッチを解決するだけでなく、電源シーケンスの課題も解決します。図 8-3 に示すように、一部のイーサネット アプリケーションでは、イーサネット スイッチを備えたマルチコア RGMII システムを使用する場合があります。また、他のアプリケーションでは、1 つの MAC と PHY を持つ標準的なイーサネット インターフェイスを使用する場合もあります。いずれの場合も、各デバイスへの電源投入を適切に行う必要があります。これにより、コア ブロックよりも前に I/O ピンの電源がオンになるのを防止できます。このような状況では、電源オン時の突入電流、あるいはバス競合その他の誤動作が発生する可能性があります。
Ioff-float 機能を備えた TXV0108-Q1 を使えば、不適切な電源シーケンスによる突入電流を防止できます。どちらかの電源ピンが 0V または 100mV を下回ると、両方のピンが 100mV を超えるまで、I/O ピンは高インピーダンスになります。高インピーダンス状態では、突入電流が反対側に流れることを防止します。
TXV0108-Q1 および電源絶縁の使用事例の詳細については、『イーサネット RGMII 通信の電源シーケンスの課題の解決』アプリケーション ノートを参照してください。