JAJSGJ4F August 2018 – September 2024 UCC21530-Q1
PRODUCTION DATA
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
外部ゲート ドライバ抵抗 RON/ROFF は以下の目的に使われます。
セクション 7.3.4 で述べたように、UCC21530-Q1 は P チャネル MOSFET と追加のプルアップ N チャネル MOSFET を並列にしたプルアップ構造を備えています。これらを合わせたピーク ソース電流は 4A です。その結果、ピーク ソース電流は以下の式で予測できます。
ここで、
この例では以下の式で計算されます。
したがって、ドライバのピーク ソース電流は各チャネルで 2.4A です。同様に、ピーク シンク電流は以下の式で計算されます。
ここで、
この例では以下の式で計算されます。
したがって、ドライバのピーク シンク電流は各チャネルで 3.5A です。
推定ピーク電流は PCB レイアウトと負荷容量によっても影響されることに注意します。ゲート ドライバのループの寄生インダクタンスは、ピーク ゲート駆動電流を遅れさせ、オーバーシュートとアンダーシュートを発生させる可能性があります。そのため、ゲート ドライバのループをできるだけ小さくすることを強く推奨します。一方、パワー トランジスタの負荷容量 (CISS) が非常に小さい (通常 1nF 未満) 場合、ピーク ソース / シンク電流はループ寄生素子に支配されます。なぜなら、立ち上がりおよび立ち下がり時間が非常に小さく、寄生リンギングの周期に近いためです。