JAJSDX1 September 2017 UCC256303
PRODUCTION DATA.
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
2次レギュレータ回路とオプトカプラ帰還回路は、いずれもシステムの無負荷時消費電力を直接的に増大させます。無負荷時消費電力を極めて低く抑えるには、低電流モードでオプトカプラを駆動する必要があります。
Figure 24に示すとおり、定電流源IFBはVCC電圧から生じて、FBピンに接続されます。またPMOSを直列にして、抵抗RFBもこの電流源に接続されます。通常動作中は、PMOSは常時オンとなります。PMOSはFBreplicaの最大電圧を制限します。
この式から、Ioptoが上昇すると、IRFBが低下し、FBreplicaが低下することになります。このように制御動作は反転します。この回路は、IFBとなるオプトカプラの最大電流を制限することもできます。オプトカプラをバイアスする従来の方法は、オプトカプラ出力のコレクタでプルアップ抵抗を使用するものです。消費電力を削減するには、プルアップ抵抗を大きくして、ループ帯域を制限する必要があります。UCC256303に採用されているバイアス電流方式では、オプトカプラ電流が制限されるため、ループ帯域の問題はありません。