JAJSDX1 September 2017 UCC256303
PRODUCTION DATA.
デバイスごとのパッケージ図は、PDF版データシートをご参照ください。
共振容量電圧検知ピンは、分圧容量を通じて共振容量電圧を検知します。デバイス内部で、2つの整合する制御電流源がVCRピンに接続されて、周波数補償ランプが生成されます。2つの電流源のオン/オフ制御信号は、波形発生器ブロックから発生します。
波形発生器のIDLE状態時や起動前には、VCRノードをVcmに短絡します。この操作により、起動時のピーク電流を削減し、バースト・モード中に素早くVCR電圧を安定させることができます。
ランプ電流のオン/オフ・シーケンスをFigure 27に示します。ランプ電流は常時オンになっています。これにより、1次側オンまたは2次側オン信号の立ち下がりエッジで方向が変わります。
VCRピンでは、分圧容量を使用して、共振容量の波形と補償ランプの波形を組み合わせます。外付け容量のサイズを調整することにより、電荷制御と直接周波数制御の分担量を変更できます。分圧容量によって分割された共振容量の電圧をVdivとすると、補償ランプ電流から生じるVCRピンの電圧はVrampとなります。VdivがVrampよりずっと大きい場合には、制御方式が電荷制御と同様になり、制御動作は1スイッチング動作の入力電荷に比例します。VrampがVdivよりずっと大きい場合には、制御方式が直接周波数制御と同様になり、制御動作はスイッチング周波数に比例します。VdivとVrampの比率を調整することによって、最適な過渡応答を実現できます。