JAJA666 October   2020 DLP2021-Q1 , DLP3021-Q1

 

  1.   商標
  2. 1車載アプリケーションの静的プロジェクション
  3. 2輝度の要件
    1. 2.1 ディスプレイの輝度に影響を与える主なパラメータ
      1. 2.1.1 周囲の照明の条件
      2. 2.1.2 ディスプレイの輝度に対する投射面の影響
      3. 2.1.3 表示画像のサイズ
      4. 2.1.4 表示画像の輝度
    2. 2.2 輝度に関するその他の考慮事項
      1. 2.2.1 時刻
      2. 2.2.2 プロジェクタのコントラスト
      3. 2.2.3 その他のアプリケーション制約
    3. 2.3 DLP テクノロジの輝度能力
  4. 3まとめ
  5. 4関連資料

プロジェクタのコントラスト

プロジェクタ (またはすべてのディスプレイ) のコントラストは、完全な白の画像と完全な黒の画像の輝度の比です。黒を表示するピクセルから光が全く放射されない理想的なディスプレイのコントラストは無限大ですが、実際にはこのようなディスプレイは存在しません。表示されたコントラストが低すぎる場合、画像の暗い部分では詳細はよく見えません。周囲の輝度が高い環境の、コントラストが低い投射画像の場合、画像の周囲に暗い境界線を表示し、灰色の箱を点灯させ、中央の明るい画像の周囲に「ポストカード」を表示することもあります。

GUID-20200825-CA0I-8ZRT-PZNV-V6VC03H7ZQMZ-low.png図 2-2 各種コントラストの DGP 画像

DGP アプリケーションでは、周囲の照明条件を十分には制御できないため、暗い周囲条件でも背景が見えないように、コントラストを十分高くする必要があります。しかし、コントラストを必要以上に高く設計すると、コストが上がりサイズも大きくなる可能性があります。DGP アプリケーション用プロジェクタは、製造コストを最小限に抑えながら、十分良好な性能を発揮するコントラストに設計する必要があります。どのようなコントラスト・レベルを「十分良好」と見なすかは主観的な問題であり、投射面の影響も受けます。通常、これは最小で約 400:1 のコントラストです。多くの暗い周囲条件で、400:1 のコントラストは、画像から背景の影を除去するのに十分高い値です。