JAJSBH1D July 2011 – October 2016 BQ76925
PRODUCTION DATA.
外部センス抵抗の両端にわたる電圧が増幅され、ホストADCへ出力されることで、充電電流と放電電流を測定できます。2つのゲイン設定により、広範なパック電流にわたって、さまざまなセンス抵抗値による動作が可能です。
ホストによる温度測定を可能にするため、AFEには外部サーミスタ回路のバイアス用に個別の出力ピンが用意されています。この出力はホスト制御によってオン/オフを切り替え、消費電力を最小限に抑えることが可能です。
bq76925にはコンパレータが内蔵されており、電流監視用のスレッショルドを動的に選択できます。コンパレータの結果はオープン・ドレイン出力から供給され、スレッショルドを超えたときはホストに通知されます。この機能を利用して、負荷の接続時にホストをウェークアップしたり、フォルト状況の可能性をホストに警告したりできます。
bq76925デバイスには、ホストにより完全に制御可能なセル・バランシングFETが内蔵されています。バランシング電流は外部の抵抗により設定され、最大値は50mAです。これらのFETをセルの電圧測定と組み合わせて使用し、セル・センスライン上の断線検出が可能です。
ホストはI2Cインターフェイス経由でAFEと通信します。オプションとしてパケットCRCを使用し、堅牢な動作を実現できます。このデバイスは、I2Cインターフェイスにより低電流のスリープ・モードに移行でき、ALERTピンをプルアップしてウェークアップできます。