LP8556 タブレット向け高効率 LED バックライト・ドライバ

1 特長

• 0.19Ω のパワー MOSFET を内蔵し、3 つのスイッチング周波数オプション (312kHz、625kHz、1250kHz) に対応する、高効率 DC/DC 昇圧コンバータ
• 2.7V～36V の昇圧スイッチ入力電圧範囲により、マルチセルのリチウムイオン・バッテリに対応
  (V_DD 入力範囲: 2.7V～20V)
• 7V～43V の昇圧スイッチ出力電圧範囲により、1 チャネルあたり直列に最小 3 個、最大 12 個の WLED に対応
• チャネル数を構成可能 (1～6)
• チャネルごとに最大 50mA
• PWM/I²C による輝度制御
• 位相シフト PWM モードにより可聴ノイズを低減
• 適応型調光により LED 駆動の光効率が向上
• プログラム可能なエッジレート制御と拡散スペクトラム方式により、スイッチング・ノイズを最小限に抑え、EMI 耐性も向上
• LED フォルト (短絡および開放) 検出、UVLO、TSD、OCP、OVP (最大 6 つのスレッショルド・オプション)
• 小型の 20 ピン、0.4mm ピッチの DSBGA パッケージと、24 ピン、0.5mm ピッチの WQFN パッケージで供給

2 アプリケーション

タブレットの LCD 用の LED バックライト

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概略回路図

3 概要

LP8556は、非同期昇圧コンバータと6つの高精度電流シンクを備えた白色LEDドライバであり、PWM信号やI²Cマスタによる制御が可能です。

この昇圧コンバータは、適応型出力電圧制御を採用しており、LEDドライバ電圧を7V～43Vの範囲で最適なレベルに設定します。この機能により、あらゆる条件下で出力電圧が必要最低限のレベルに調整されるため、消費電力を最小限に抑えることができます。3つのスイッチング周波数(312kHz、625kHz、1250kHz)での動作が可能であり、外付け抵抗を使用して設定したり、EPROMにより事前設定することができます。プログラミング可能なスルーレート制御と拡散スペクトラム方式により、スイッチング・ノイズは最小限に抑えられ、EMI耐性も向上します。

LED電流シンクは、最大15ビットのPWM調光分解能により設定可能です。独自の適応型調光モードにより、システムの消費電力を削減できます。また、位相シフトLED PWM調光により、可聴ノイズを低減し、昇圧出力コンデンサを小型化することもできます。

LP8556には、デバイスと外付け部品の安定した動作が確保されるよう、多様なフォルト保護機能が搭載されています。具体的にいうと、入力低電圧誤動作防止(UVLO)、サーマル・シャットダウン(TSD)、過電流保護(OCP)、最大6レベルの過電圧保護(OVP)、LED開放/短絡検出に対応しています。

LP8556は－30℃～＋85℃の周囲温度範囲で動作し、省スペース型の20ピンDSBGAおよび24ピンWQFNパッケージで供給されます。

1. 提供されているすべてのパッケージについては、巻末の注文情報を参照してください。

4 改訂履歴

Changes from K Revision (March 2019) to L Revision

• Deleted 03H register from Table 9Go
• Deleted 8.6.1.4 Identification section from the Register Bit ExplanationsGo

Changes from J Revision (January 2018) to K Revision

• Added separate ESD Rating for the WQFN package - changed from "±2000" to "±1000"Go

Changes from I Revision (March 2016) to J Revision

• Added content in VBOOST_RANGE description of CFG9EGo

Changes from H Revision (December 2014) to I Revision

• Changed "25 mA" to "23 mA" - E00, E08 and E09 SQ rows, E09, E11 TME rowsGo
• Changed Handing Ratings table to ESD RatingsGo
• Added updated Thermal InformationGo
• Changed "8" to "10" in PWMres rowGo
• Changed subtracted 1 from bit value of all Table 4 "ƒ_PWM [Hz] (Resolution)" entries Go
• Changed subtracted 1 from bit value of all Table 5 "ƒ_PWM [Hz] (Resolution)" entries except 2402 Go
• Changed subtracted 1 from bit value of all Table 11 "ƒ_PWM [Hz] (Resolution)" entries Go
• Changed "via EPROM" in Table 13 title to "With an External Resistor" Go
• Changed subtracted 1 from bit values of all Table 13 "ƒ_PWM [Hz] (Resolution)" entries except 2402 Go

Changes from G Revision (November 2013) to H Revision

• Added 「ピン構成および機能」セクション、「取り扱いに関する定格」の表、「機能説明」セクション、「デバイスの機能モード」セクション、「アプリケーションと実装」セクション、「電源に関する推奨事項」セクション、「レイアウト」セクション、「デバイスおよびドキュメントのサポート」セクション、「メカニカル、パッケージ、および注文情報」セクションGo

Changes from E Revision (August 2013) to G Revision

• Changed Description of "1=" for OCP row in Fault table, STATUS Register SectionGo
• Changed A7h values for E02, E03, E04, E06, E07, E09, E11 DSGBA EPROM Bit Explanations tablesGo
• Deleted E00, E01, E08, E10, E12, E13 columns and A8H row from 3 EPROM Bit Explanations tableGo
• Changed values for E00, E08, E09 WQFN EPROM Settings tableGo

5 Device Options