JAJSF26F March 2018 – June 2024 TMP1075
PRODUCTION DATA
TMP1075 は、SMBus のアラート機能をサポートしています。TMP1075 が割り込みモード (TM = 1) で動作しているときは、TMP1075 の ALERT ピンを SMBus のアラート信号として接続できます。ALERT ラインにアラート条件が存在することをホストが検出すると、ホストは SMBus の ALERT コマンド (00011001) をバスに送信します。TMP1075 の ALERT ピンがアクティブの場合、デバイスは SMBus の ALERT コマンドをアクノリッジし、SDA ラインにデバイス アドレスを返すことで応答します。デバイス アドレス バイトの 8 番目のビット (LSB) は、アラート条件を引き起こした原因は温度が THIGH を超えたことか、それとも TLOW を下回ったことかを示します。温度が THIGH 以上の場合、このビットは POL と等しくなります。温度が TLOW 未満の場合、このビットは POL と等しくなります。このシーケンスの詳細については、図 7-8 を参照してください。
バス上の複数のデバイスが SMBus の ALERT コマンドに応答した場合、SMBus の ALERT コマンドのデバイス アドレス部分で調停され、どのデバイスがアラート ステータスをクリアするのかが決まります。TMP1075 が調停で優先権を得た場合は、SMBus の ALERT コマンドが完了した時点で、ALERT ピンが非アクティブになります。TMP1075 が調停で優先されない場合、ALERT ピンはアクティブのままです。