JAJSFO5D June 2018 – September 2022 TMP117
PRODUCTION DATA
誤ったプログラミングを防止するため、EEPROM はデフォルトでロックされています。ロックされているとき、I2C によるレジスタ・マップ位置への書き込みは、EEPROM ではなく揮発性レジスタに対してのみ実行されます。
EEPROM のプログラミング・シーケンスを説明するフローチャートを、図 7-7 に示します。EEPROM をプログラムするには、まず EEPROM ロック解除レジスタの EUN ビットをセットして、EEPROM のロックを解除します。EEPROM のロックが解除され、それ以後に I2C からレジスタ・マップ位置への書き込みが行われると、EEPROM の対応する不揮発性メモリの位置がプログラムされます。単一の場所をプログラムするのに必要な時間は通常 7ms で、230μA を消費します。プログラムが完了するまで、I2C に書き込んではいけません。プログラム中には EEPROM_busy フラグがセットされます。このフラグを読み取って、プログラムが完了したかどうかを監視できます。目的のデータをプログラムした後で、ゼネラル・コール・リセット・コマンドを発行して、ソフトウェア・リセットをトリガします。その後で、リセット・シーケンスの一部として、プログラムされたデータが EEPROM から、対応するレジスタ・マップの場所にロードされます。また、このコマンドは EUN ビットをクリアし、EEPROM を自動的にロックして、誤ってそれ以後のプログラムが行われないようにします。EEPROM がロック解除されているとき、デバイスを使用して温度変換を行うのは避けてください。