JAJSH49C March   2019  – April 2024 DS90UB953A-Q1

PRODUCTION DATA  

  1.   1
  2. 特長
  3. アプリケーション
  4. 概要
  5. ピン構成および機能
  6. 仕様
    1. 5.1 絶対最大定格
    2. 5.2 ESD 定格
    3. 5.3 推奨動作条件
    4. 5.4 熱に関する情報
    5. 5.5 電気的特性
    6. 5.6 シリアル制御バスの推奨タイミング
    7. 5.7 タイミング図
    8. 5.8 代表的特性
  7. 詳細説明
    1. 6.1 概要
    2. 6.2 機能ブロック図
    3. 6.3 機能説明
      1. 6.3.1 CSI-2 レシーバ
        1. 6.3.1.1 CSI-2 レシーバの動作モード
        2. 6.3.1.2 CSI-2 レシーバの高速モード
        3. 6.3.1.3 CSI-2 プロトコル層
        4. 6.3.1.4 CSI-2 ショート パケット
        5. 6.3.1.5 CSI-2 ロング パケット
        6. 6.3.1.6 CSI-2 のエラーと検出
          1. 6.3.1.6.1 CSI-2 の ECC 検出および訂正
          2. 6.3.1.6.2 CSI-2 のチェックサム検出
          3. 6.3.1.6.3 D-PHY のエラー検出
          4. 6.3.1.6.4 CSI-2 レシーバのステータス
      2. 6.3.2 FPD-Link III フォワード チャネル トランスミッタ
        1. 6.3.2.1 フレーム フォーマット
      3. 6.3.3 FPD-Link III バック チャネル レシーバ
      4. 6.3.4 シリアライザのステータスと監視
        1. 6.3.4.1 フォワード チャネルの診断
        2. 6.3.4.2 バック チャネルの診断
        3. 6.3.4.3 電圧と温度の検出
          1. 6.3.4.3.1 プログラミング例
        4. 6.3.4.4 組み込み自己テスト
      5. 6.3.5 フレーム同期の動作
        1. 6.3.5.1 外部フレーム同期
        2. 6.3.5.2 フレーム同期の内部生成
      6. 6.3.6 GPIO サポート
        1. 6.3.6.1 GPIO のステータス
        2. 6.3.6.2 GPIO の入力制御
        3. 6.3.6.3 GPIO の出力制御
        4. 6.3.6.4 フォワード チャネル GPIO
        5. 6.3.6.5 バック チャネル GPIO
    4. 6.4 デバイスの機能モード
      1. 6.4.1 クロッキング モード
        1. 6.4.1.1 同期モード
        2. 6.4.1.2 非同期クロック モード
        3. 6.4.1.3 非同期内部モード
        4. 6.4.1.4 DVP 下位互換モード
        5. 6.4.1.5 CLK_OUT の構成
      2. 6.4.2 モード
    5. 6.5 プログラミング
      1. 6.5.1 I2C インターフェイスの構成
        1. 6.5.1.1 CLK_OUT/IDX
          1. 6.5.1.1.1 IDX
      2. 6.5.2 I2C インターフェイスの動作
      3. 6.5.3 I2C のタイミング
    6. 6.6 パターン生成
      1. 6.6.1 基準カラー バー パターン
      2. 6.6.2 固定カラー パターン
      3. 6.6.3 パケット ジェネレータのプログラミング
        1. 6.6.3.1 カラー バー サイズの決定
      4. 6.6.4 パターン ジェネレータのコード例
    7. 6.7 レジスタ マップ
      1. 6.7.1 メイン レジスタ
        1. 6.7.1.1  I2C デバイス ID レジスタ
        2. 6.7.1.2  リセット
        3. 6.7.1.3  一般的な構成
        4. 6.7.1.4  フォワード チャネル モードの選択
        5. 6.7.1.5  BC_MODE_SELECT
        6. 6.7.1.6  PLL クロック制御
        7. 6.7.1.7  クロック出力制御 0
        8. 6.7.1.8  クロック出力制御 1
        9. 6.7.1.9  バック チャネル ウォッチドッグ制御
        10. 6.7.1.10 I2C 制御 1
        11. 6.7.1.11 I2C 制御 2
        12. 6.7.1.12 SCL High 時間
        13. 6.7.1.13 SCL Low 時間
        14. 6.7.1.14 ローカル GPIO データ
        15. 6.7.1.15 GPIO の入力制御
        16. 6.7.1.16 DVP_CFG
        17. 6.7.1.17 DVP_DT
        18. 6.7.1.18 BIST エラーを強制
        19. 6.7.1.19 リモート BIST 制御
        20. 6.7.1.20 最大電圧ゲイン
        21. 6.7.1.21 SSI 制御 0
        22. 6.7.1.22 SSI 制御 1
        23. 6.7.1.23 電圧センサ 0 のスレッショルド
        24. 6.7.1.24 電圧センサ 1 のスレッショルド
        25. 6.7.1.25 温度センサのスレッショルド
        26. 6.7.1.26 CSI-2 のアラーム イネーブル
        27. 6.7.1.27 アラーム検出イネーブル
        28. 6.7.1.28 バック チャネルのアラーム イネーブル
        29. 6.7.1.29 CSI-2 の極性選択
        30. 6.7.1.30 CSI-2 の LP モードの極性
        31. 6.7.1.31 CSI-2 の高速 RX イネーブル
        32. 6.7.1.32 CSI-2 の低消費電力イネーブル
        33. 6.7.1.33 CSI-2 の終端イネーブル
        34. 6.7.1.34 CSI-2 のパケット ヘッダー制御
        35. 6.7.1.35 バック チャネルの構成
        36. 6.7.1.36 データパス制御 1
        37. 6.7.1.37 リモート パートナー能力 1
        38. 6.7.1.38 パートナー デシリアライザ ID
        39. 6.7.1.39 ターゲット 0 ID
        40. 6.7.1.40 ターゲット 1 ID
        41. 6.7.1.41 ターゲット 2 ID
        42. 6.7.1.42 ターゲット 3 ID
        43. 6.7.1.43 ターゲット 4 ID
        44. 6.7.1.44 ターゲット 5 ID
        45. 6.7.1.45 ターゲット 6 ID
        46. 6.7.1.46 ターゲット 7 ID
        47. 6.7.1.47 ターゲット 0 エイリアス
        48. 6.7.1.48 ターゲット 1 エイリアス
        49. 6.7.1.49 ターゲット 2 エイリアス
        50. 6.7.1.50 ターゲット 3 エイリアス
        51. 6.7.1.51 ターゲット 4 エイリアス
        52. 6.7.1.52 ターゲット 5 エイリアス
        53. 6.7.1.53 ターゲット 6 エイリアス
        54. 6.7.1.54 ターゲット 7 エイリアス
        55. 6.7.1.55 バック チャネル制御
        56. 6.7.1.56 リビジョン ID
        57. 6.7.1.57 デバイス ステータス
        58. 6.7.1.58 一般ステータス
        59. 6.7.1.59 GPIO ピン ステータス
        60. 6.7.1.60 BIST エラー カウント
        61. 6.7.1.61 CRC エラー カウント 1
        62. 6.7.1.62 CRC エラー カウント 2
        63. 6.7.1.63 センサ ステータス
        64. 6.7.1.64 センサ V0
        65. 6.7.1.65 センサ V1
        66. 6.7.1.66 センサ T
        67. 6.7.1.67 CSI-2 エラー カウント
        68. 6.7.1.68 CSI-2 エラー ステータス
        69. 6.7.1.69 CSI-2 エラー データ レーン 0 および 1
        70. 6.7.1.70 CSI-2 エラー データ レーン 2 および 3
        71. 6.7.1.71 CSI-2 エラー クロック レーン
        72. 6.7.1.72 CSI-2 パケット ヘッダー データ
        73. 6.7.1.73 パケット ヘッダーのワード数 0
        74. 6.7.1.74 パケット ヘッダーのワード数 1
        75. 6.7.1.75 CSI-2 ECC
        76. 6.7.1.76 IND_ACC_CTL
        77. 6.7.1.77 IND_ACC_ADDR
        78. 6.7.1.78 IND_ACC_DATA
        79. 6.7.1.79 FPD3_TX_ID0
        80. 6.7.1.80 FPD3_TX_ID1
        81. 6.7.1.81 FPD3_TX_ID2
        82. 6.7.1.82 FPD3_TX_ID3
        83. 6.7.1.83 FPD3_TX_ID4
        84. 6.7.1.84 FPD3_TX_ID5
      2. 6.7.2 間接アクセス レジスタ
        1. 6.7.2.1 PATGEN レジスタ
        2. 6.7.2.2 アナログ レジスタ
  8. アプリケーションと実装
    1. 7.1 アプリケーション情報
      1. 7.1.1 Power-over-Coax
    2. 7.2 代表的なアプリケーション
      1. 7.2.1 設計要件
      2. 7.2.2 詳細な設計手順
        1. 7.2.2.1 CSI-2 インターフェイス
        2. 7.2.2.2 FPD-Link III の入出力
        3. 7.2.2.3 内部レギュレータのバイパス
        4. 7.2.2.4 ループ フィルタのデカップリング
      3. 7.2.3 アプリケーション曲線
    3. 7.3 電源に関する推奨事項
      1. 7.3.1 パワーアップ シーケンシング
        1. 7.3.1.1 システムの初期化
          1. 7.3.1.1.1 温度上昇初期化のコード例
      2. 7.3.2 パワーダウン (PDB)
    4. 7.4 レイアウト
      1. 7.4.1 レイアウトのガイドライン
        1. 7.4.1.1 CSI-2 のガイドライン
      2. 7.4.2 レイアウト例
  9. デバイスおよびドキュメントのサポート
    1. 8.1 ドキュメントのサポート
      1. 8.1.1 関連資料
    2. 8.2 ドキュメントの更新通知を受け取る方法
    3. 8.3 サポート・リソース
    4. 8.4 商標
    5. 8.5 静電気放電に関する注意事項
    6. 8.6 用語集
  10. 改訂履歴
  11. 10メカニカル、パッケージ、および注文情報

I2C のタイミング

プロキシ コントローラのタイミング パラメータは、内部基準クロックに基づいています。I2C コントローラは、レジスタ 0x0B および 0x0C のタイミング制御を使用して I2C 読み取りまたは書き込みアクセスを再生成し、標準、ファースト、またはファースト プラス動作モードに必要な I2C タイミングを満たすようにクロック信号とデータ信号を再生成します。

I2C コントローラの SCL High 時間がレジスタ 0x0B に設定されます。このフィールドは、シリアライザがローカル I2C バスのコントローラである場合の SCL 出力の High パルス幅を設定します。 デフォルト値は、26.25MHz の内部基準クロックで SCL High 時間が最小 5µs になるように設定されています。これには、発振器クロック 5 周期分の追加遅延、すなわち同期および応答時間を含んでいます。公称発振器クロック周波数の単位は 38.1ns で、最小遅延 = 38.1ns × (SCL_HIGH_TIME + 5) となります。

I2C コントローラの SCL Low 時間がレジスタ 0x0C に設定されます。このフィールドは、シリアライザがローカル デシリアライザ I2C バスのコントローラである場合の SCL 出力の Low パルス幅を設定します。双方向制御チャネルによるアクセス中、SCL を解放する前にデータを提供するため、ターゲットは、この値を SDA セットアップ時間としても使います。デフォルト値は、26.25MHz の内部基準クロックで SCL High 時間が最小 5µs になるように設定されています。これには、発振器クロック 5 周期分の追加遅延、すなわち同期および応答時間を含んでいます。公称発振器クロック周波数の単位は 38.1ns で、最小遅延 = 38.1ns × (SCL_HIGH_TIME + 5) となります。標準モード、ファースト モード、ファースト モード プラスのタイミング設定例は、表 6-12 を参照してください。

表 6-12 標準的な I2C タイミング レジスタ設定
I2C モードSCL High 時間SCL Low 時間
0x0B公称遅延0x0C公称遅延
標準0x7F5.03µs0x7F5.03µs
ファースト0x130.914µs0x261.64µs
ファースト プラス0x060.419µs0x0B0.648µs