このデバイスの UART (Universal Asynchronous Receiver/Transmitter) モジュールの主な機能は次のとおりです。
- プログラマブルなボーレート・ジェネレータにより、通常速度 (16 分周) で最大 7.8125Mbps、高速 (8 分周) で最大 15.625Mbps を実現
- 送信と受信で個別の FIFO (16 段 8 ビット幅) を備え、CPU 割り込み処理における負荷を軽減
- 従来のダブル・バッファ・インターフェイスを提供する 1 バイト動作を含む、プログラマブルな FIFO 長
- ⅛、¼、½、¾、⅞ の FIFO トリガ・レベル
- スタート、ストップ、およびパリティ用の標準非同期通信ビット
- 改行の生成と検出
- プログラマブルなシリアル・インターフェイス特性
- 5、6、7、または 8 データ・ビット
- 偶数パリティ・ビット、奇数パリティ・ビット、スティック・パリティ・ビット、およびパリティなしビットの生成と検出
- 1 または 2 ストップ・ビットの生成
- 次の機能を提供する IrDA SIR (Serial-IR) エンコーダおよびデコーダ
- IrDA SIR または UART 入出力のプログラマブルな使用
- 最大 115.2kbps 半二重のデータ・レート用の IrDA SIR エンコーダおよびデコーダ機能をサポート
- 通常の 3/16 ビット持続期間と低電力ビット持続期間をサポート (1.41~2.23μs)
- 低電力モード・ビット持続期間用に基準クロックの分周 (1~256) を可能とするプログラマブルな内部クロック・ジェネレータ
- EIA-485 9 ビットをサポート
- 標準 FIFO レベルおよびデータ転送終了 (EOT) 割り込み
- マイクロ・ダイレクト・メモリ・アクセス (µDMA) コントローラによる効率的な転送
- 送信用と受信用でチャネルを分離
- FIFO 内にデータがあるときにアサートされる単一の要求と、設定した FIFO レベルでアサートされるバースト要求を受信
- FIFO 内に空きがあるときにアサートされる単一の要求と、設定した FIFO レベルでアサートされるバースト要求を送信
図 7-110 に、CM-UART モジュールのブロック図を示します。