JAJSHN7B june 2019 – august 2023 BQ25155
PRODUCTION DATA
本デバイスは、最大 500mA の充電電流、および最大限の充電を可能にする最小 0.5mA の終了電流をサポートしています。バッテリは、標準のリチウムイオン充電プロファイルを使用して、プリチャージ、定電流、定電圧レギュレーションの 3 つのフェーズで充電されます。
デバイスには高度なパワー・パス管理および制御機能が内蔵されているため、貧弱なアダプタを使用している場合でも、バッテリを充電しながらシステムに電力を供給できます。また、ホストは I2C 経由でパワー・パスを制御でき、物理的な取り外しを行わずに、入力アダプタやバッテリからホストを切断できます。単一の押しボタン入力により、ボタン・コントローラ IC を個別に追加する必要がなくなり、ソリューション全体のフットプリントが小さくなります。この押しボタン入力は、ウェイク機能やシステムのリセットに使用できます。16 ビットの ADC により、正確なバッテリ電圧監視が可能であり、バッテリの健全性を監視するための低静止電流 (Iq) 測定に使用できます。また、TS ピンに接続されるサーミスタや、ADCIN ピン経由の外部システムの信号を使用して、バッテリ温度を測定することもできます。動作時およびシャットダウン時の静止電流が小さいため、最大のバッテリ駆動時間が得られます。入力電流制限、充電電流、LDO 出力電圧、その他のパラメータは、I2C インターフェイスによりプログラム可能なため、BQ25155 は非常に柔軟な充電ソリューションとなっています。電圧ベースの JEITA 互換 (または標準の HOT/COLD) バッテリパック・サーミスタ監視入力 (TS) が含まれており、バッテリの温度を監視しながら、バッテリが充電中に安全な温度範囲を逸脱しないよう、充電パラメータを自動的に変更します。温度スレッショルドは I2C からもプログラム可能なため、ホストは熱充電プロファイルをカスタマイズ可能です。本充電器は、5V USB 入力に対して最適化されており、入力過渡応答に耐える絶対最大定格は 20V です。また、デバイスにはリニア・レギュレータも内蔵されており、無線やプロセッサ用に低ノイズのレールを提供し、I2C 経由で独立にソースおよび制御が可能です。