JAJSI73C December 2009 – December 2019 BQ24072T , BQ24075T , BQ24079T
PRODUCTION DATA.
BQ2407xT は、システムへの電力供給とバッテリの充電を同時に独立して行う動的電力パス管理 (DPPM) 機能を備えています。入力電流制限によってシステムの出力がDPPMスレッショルドまで低下すると、DPPM回路によって充電電流が減少します。これにより、充電電流を個別に監視しながら、常時システム負荷への電源供給が可能です。この機能によって、バッテリの充放電サイクル数が減り、充電を適切に終了できます。また、欠陥のあるバッテリ・パックが使用された場合や、バッテリ・パックがない場合でも動作可能になります。
さらに、レギュレートされたシステム入力により、完全に放電されたバッテリであっても、接続後直ちにシステムを起動できます。この電力パス管理アーキテクチャでは、アダプタがシステムのピーク電流を供給できないとき、システム電流の要件を満たすためにバッテリを補助として使用できるため、アダプタを小型化できます。
バッテリの充電は、コンディショニング、定電流、定電圧の 3 フェーズで行われます。これらすべての充電フェーズで、内部制御ループにより IC 接合部の温度が監視され、内部の温度スレッショルドを超えた場合は充電電流が引き下げられます。充電器の電源段と充電電流センス機能は完全に統合されています。充電器には、高精度の電流および電圧レギュレーション・ループ、充電ステータスの表示、および充電終了の機能があります。入力電流制限および充電電流は、外付け抵抗を使用してプログラミング可能です。