JAJSLK0B march 2021 – june 2023 TMUX7462F
PRODUCTION DATA
TMUX7462F は、過電圧フォルトに起因する損傷から下流の敏感な部品を保護するために信号路のフロント・エンドに配置できる 4 チャネル・プロテクタです。外部から制御しなくても、過電圧フォルトが発生すると自動的にオフになる内部スイッチが 4 つのチャネルにそれぞれ備わっています。そのため、デバイスの各チャネルの制御信号が不要であり、堅牢なシステム・レベル保護機能を簡単に設計できます。電源を入れた状態でも切った状態でも過電圧保護機能を利用できるため、電源シーケンスを正確に制御できないアプリケーションにも TMUX7462F は適しています。
本デバイスの電源がフローティングである場合、接地されている場合、低電圧 (UV) スレッショルドを下回るレベルである場合のいずれでも、スイッチの入力条件にかかわらず、スイッチのチャネルは高インピーダンス状態に維持されます。通常動作時に、いずれかの Sx ピンの信号レベルがフォルト電源 (VFP または VFN) をスレッショルド電圧 (VT) 分上回ると、その Sx ピンは高インピーダンスになり、出力フォルト・フラグが LOW にアサートされることでフォルト状態を示します。ドレイン・ピン (Dx) は、DR 制御ロジックに応じて、超過したフォルト電源電圧にプルされるか、フローティング状態に維持されます。
このデバイスは、デュアル電源 (±5V~±22V)、シングル電源 (8V~44V)、非対称電源のいずれでも動作します。TMUX7462F は、オン抵抗が低くフラットであるため、優れた直線性と低歪みが重要なデータ・アクイジション・アプリケーションにとって優れたソリューションになります。