JAJSO77C November 2021 – January 2023 ISOUSB211
PRODUCTION DATA
ISOUSB211 のダウンストリーム側にペリフェラル・デバイスが接続されていない場合、DD+ ピンと DD- ピンには 15kΩ の内部プルダウン抵抗があり、バス・ラインがゼロにプルダウンされ、SE0 状態が生成されます。TFILTCONN より長い時間、DD+ または DD- ラインが VIH スレッショルドを超えてプルアップされた場合、ISOUSB211 デバイスはこれを接続として扱います。ISOUSB211 デバイスは、アップストリーム側の内部プルアップを、ダウンストリーム側で検出されたプルアップと一致するように構成します。接続が検出されると、ISOUSB211 デバイスは、アップストリーム側のホスト / ハブによってリセットがアサートされるまで待機します。リセットの開始時に DD+ と DD- のどちらをプルアップするかで、ISOUSB211 リピータの速度が決まります。設定後、リピータの速度は、電源オフまたは切断イベントの後でのみ変更できます。
ISOUSB211 デバイスに High-Speed (HS) 対応デバイスを接続すると、USB2.0 規格で規定されているように、チャープ信号を使用して High-Speed ハンドシェイクを実行します。これに、ホストからのチャープ信号が続きます。ISOUSB211 デバイスは、これらのチャープ信号をバリアを越えて反映します。これには、ダウンストリーム側からアップストリーム側、またはその逆方向への HS アイドル (SE0) 状態が含まれます。HS ハンドシェイクが正常に完了すると、ISOUSB211 の速度は High-Speed に設定されます。High-Speed に設定すると、電源オフの後、HS 切断イベントの後、またはペリフェラルかホスト / ハブがリセット後に HS ハンドシェイクを実行しない場合にのみ、リピータの速度を変更できます。