JAJSPS6 february 2023 TDC1000-Q1
PRODUCTION DATA
シングル・エコー・モードは、濃度測定と流量測定のアプリケーションに適しています。このデバイスは、CONFIG_4 レジスタの RECEIVE_MODE ビットを 0 に設定することで、シングル・エコー・モードに構成できます。シングル・エコー・モードでは、デバイスはスレッショルド・コンパレータによって認定されるすべてのゼロクロスについて、CONFIG_1 レジスタの NUM_RX フィールドで設定されている、予測される STOP イベントの数まで、STOP パルスを生成します。
スレッショルド・コンパレータは、プログラムされたスレッショルド電圧より小さい RX 振幅が検出された後で、次のゼロクロスを認定します。ゼロクロス検出器は、図 8-19 に示すように、VCOM レベルをまたぐ受信信号の立ち上がりエッジに対応する出力パルスを供給します。スレッショルド電圧は、CONFIG_3 レジスタの ECHO_QUAL_THDL フィールドで設定できます。
NUM_RX にプログラムされた予測パルス数と同じ数のパルスが受信されない、または TOF 動作がタイムアウトした場合、TDC1000-Q1 は ERROR_FLAGS レジスタにエラー状態を示し、ERRB ピンを Low に設定します。