JAJSPS6 february 2023 TDC1000-Q1
PRODUCTION DATA
RX 信号パスは、チャネル選択マルチプレクサと、それに続く LNA で構成されます。その後、必要に応じて LNA の出力を PGA に送信し、さらに増幅できます。最後に、信号は一連のコンパレータに供給され、プログラムされたスレッショルド・レベルに基づいて STOP ピンにパルスが生成されます。レシーバ・パスのブロック図を、図 8-1 に示します。
TDC1000-Q1 で得られる 20dB~41dB のゲインが不十分な場合は、COMPIN ピンの前にゲインを追加できます。同様に、受信した信号が強く、LNA や PGA のゲインが必要ない場合は、これらをバイパスして、トランスデューサの信号を COMPIN ピンに直接接続できます。
レシーバ・パスの各ステージの間で、トランスデューサの応答を中心とするバンドパス・フィルタを使用してノイズを低減できます。LNA、PGA、コンパレータの入力は、VCOM ピンの電位にバイアスすることに注意してください。COMPIN ピンに接続されるコンパレータは、エコーの認定と、エコー信号のゼロクロスに対応する STOP パルスの生成に使用されます。START パルスと STOP パルスを併せて使用し、媒体内のエコーの TOF を計算します。