JAJSPS6 february 2023 TDC1000-Q1
PRODUCTION DATA
流量、液位、濃度を正確に測定するには、媒体内の音速に対する温度の影響を補償する必要があります。TDC1000-Q1 には 2 つの温度センサ接続があり、図 8-9 に示すように、RTD を使用して最大 2 つの場所を測定できます。
温度センサ・ブロックは、PT1000 または PT500 センサをサポートしています。使用する RTD のタイプは、CONFIG_3 レジスタの TEMP_RTD_SEL ビットで選択する必要があります。このシステムには、温度に対して安定した外部基準抵抗 (RREF) が必要です。RTD タイプが PT500 なら、RREF は 500Ω にします。RTD タイプが PT1000 なら、RREF は 1kΩ にします。基準抵抗は、低い温度係数を持つか、温度シフト用に較正する必要があります。
温度測定のロジック・タイミングは、CONFIG_3 レジスタの TEMP_CLK_DIV ビットによって制御されます。図 8-10 に示すように、外部クロックは 8 分周、または CONFIG_0 レジスタの TX_FREQ_DIV フィールドの構成が示す値で分周されます。温度測定ブロックは、1MHz 以下の周波数で動作させることをお勧めします。