JAJSPS6 february 2023 TDC1000-Q1
PRODUCTION DATA
イベント・マネージャは、TDC1000-Q1 の STOP パルス生成回路にあるデジタル・ステート・マシンです。イベント・マネージャは、STOP ピンで生成すべき STOP パルスの最大数と、STOP パルス生成用の受信モードを制御します。STOP パルスの数は、CONFIG_1 レジスタの NUM_RX フィールドで設定します。受信モードは、CONFIG_4 レジスタの RECEIVE_MODE ビットにより選択されます。TDC1000-Q1 の受信モードの詳細については、「シングル・エコー受信モード」および「マルチ・エコー受信モード」を参照してください。
NUM_RX = 2h、RECEIVE_MODE = 0 の例を、図 8-8 に示します。エコー信号の振幅が VTHLD を超えると、スレッショルド検出コンパレータは、次のゼロクロス・イベントを有効として認定するようイベント・マネージャに通知します。ゼロクロス検出コンパレータによって認定されたゼロクロスが検出されると、イベント・マネージャは、NUM_RX でプログラムされた受信イベントの数に達するまで、パルスを STOP ピンに渡します。