JAJSQ89D december 2015 – september 2020 HD3SS3220
PRODUCTION DATA
HD3SS3220 を DFP として構成するには、VDD5 への抵抗を使用して PORT ピンを High にします。また、MODE_SELECT レジスタのデフォルト設定を変更して PORT ピンをフローティングのままにすることで、DFP のみのデバイスとして構成することもできます。DFP モードでは、HD3SS3220 は常に両方の CC ラインに R(p) を提示します。このモードでは、HD3SS3220 は最初はデフォルトの USB Type-C 電流をアドバタイズします。システムでアドバタイズされる電流の量を増加する必要がある場合は、CURRENT_MODE ピンまたは I2C を使用して Type-C 電流を調整できます。HD3SS3220 は、アドバタイズされた電流に合わせて R(p) 抵抗を調整します。
DFP は、UFP の R(d) 終端を検出するために CC ピンの電圧レベルを監視します。UFP が検出されて HD3SS3220 が接続。SRC 状態になると、HD3SS3220 は ID ピンを Low にして、ポートがデバイス (UFP) に接続されていることをシステムに通知します。UFP が検出されたときに R(a) も検出された場合は、HD3SS3220 は接続されていない CC ピンに VCONN を供給します。
以下に、I2C を介して DFP をイネーブルにする手順を示します。
HD3SS3220 を DFP として構成すると、USB Type-C 1.0 DRP デバイスを除く古い USB Type-C 1.0 デバイスでも動作させることができます。HD3SS3220 を USB Type-C 1.0 DRP デバイスと動作させることはできません。これは、USB Type-C 1.1 DFP と USB Type-C 1.0 DRP には下位互換性の問題があるからです。